ぽぽとシロ (その1)
BGM
TOWN_RMX
脚本家
Kozzy
投稿日時
2014-09-18 16:01:36

脚本家コメント
原作:「ぽぽとクロ」(八百板 洋子)
 絵本シアター、第6弾です。
今回も心温まる絵本の物語を、アイドル達に頑張ってもらいます~。
全5シーンを予定しております。
 今回は、タンポポのぽぽ(杏奈)と、白ネコのシロ(真)が中心のお話です。

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菊地真
『古い石畳の陽だまりに、ぽつんとタンポポが咲きました。』
望月杏奈
やっとお顔を出せた…。これが…、お外の世界。
望月杏奈
でも、誰もいない……。寂しい…。
菊地真
『するとそこに、青色の目をした白いネコが、ぴゅーっと走ってきて、』
菊地真
『タンポポの葉っぱを踏んでしまいました。』
菊地真
ご、ごめん…。ここにタンポポが咲きそうだったのは知ってたけど、
菊地真
もう咲いたんだね。おはよう!葉っぱに怪我はなかった?
望月杏奈
えっと…、おはようございます。今、咲いたの…。私は、タンポポのぽぽ。
望月杏奈
ぽぽの葉っぱは…丈夫だから、踏まれるくらい……大丈夫。
菊地真
『ぽぽの言葉に安心した白ネコは、ぽぽの傍に寝そべり、』
菊地真
ボクはネコのシロだよ。この辺りで暮らしているんだ。
菊地真
レストランの裏で、朝ごはんを食べようとしたら、
菊地真
うっかりお店の人に見つかっちゃってね。さっきまで、追いかけっこしてたんだ。
望月杏奈
ネコって、大変そう……。
菊地真
そうでもないよ。お腹が空いたら、あっちこっちでご飯を失敬する。
菊地真
腕前はいるけど、他は勝手気ままなもんだよ。
望月杏奈
いいな……。ぽぽも、お外で一緒に歩きたいけど……、歩けない。
菊地真
『少し悲しい顔をしたぽぽを見て、シロは言いました。』
菊地真
ねぇ、ぽぽ。またこっちに来てもいいかな?
望月杏奈
……えっ?どうして?
菊地真
ボクがその日に見てきた事を、お話してあげる。そうすれば、ぽぽも楽しめるかなって。
望月杏奈
いいの……?
望月杏奈
ぽぽも……シロの見たのを聞きたい。……お話もしたい。
菊地真
やりぃ!それじゃ、これから毎日お話しようよ!
菊地真
『こうして、ぽぽとシロは お友達になりました。』
望月杏奈
『その2に続く!』

(台詞数: 26)