菊地真
……どう考えても、やっぱり納得できないんだよね。
永吉昴
真、どうしたんだよ。誕生日なのに微妙な顔して。
北沢志保
そうですよ。一年に一度の日なんですし。家族も友人も祝福してくれるんですから。
菊地真
ええっと、ゴメン。ちょっと誤解があるみたいかな。
菊地真
ボクが納得できないのは、この立ち絵!二人とも縫いぐるみ抱いてるのに、なんでボクは……
北沢志保
有り体に言って、ゲーム内でそういうカードが存在しないからです。
北沢志保
もっとも、私の方は不意打ちみたいに撮られたので、この姿を晒すのは不服ですが……
永吉昴
オレのほうも、撮影中の設定がこうなってるだけだよ。さすがに慣れねえ……
永吉昴
いや、縫いぐるみが嫌いなわけじゃないぞ。フカフカするし、女っぽく見えるしな。
菊地真
だ～か～ら。ボクだって、不意打ちでもテレビ番組の設定でもいいから、撮られたいんだよ。
菊地真
せっかく事務所にさ、ボクの子がいるんだから……
永吉昴
ああ、あのクマか。志保が時々、頭なでたり鼻を突ついたりしてる……
北沢志保
余計なことは言わないでください。……綿ぼこりを取ったりしてるだけです。
永吉昴
でも、そんなに好きなクマなら、家に持って帰るもんじゃないのか?
菊地真
……そんなことしたら、父さんに捨てられちゃうよ。
永吉昴
それじゃ仕方ないな。オレん家だって、昔だったら兄ちゃんにプロレス技かけられたかもな。
北沢志保
理解の無い父親は、嫌ですね……
菊地真
……
菊地真
なんだか湿っぽくなっちゃったね。誕生日なんだし、楽しく行こう!
菊地真
大丈夫大丈夫!律子と違って、スポーツイベント後のステージでもウェアだったりするボクだし。
菊地真
テレビの前のファンだって、王子様を求めてるんだしさ……
北沢志保
……
北沢志保
そうでした。私と昴さんからのプレゼントを、まだ受け取ってもらってません。
永吉昴
知ってるか?縫いぐるみカフェってのが、この近くにあるんだぜ。
永吉昴
なんでも、誕生日のお客には、オルゴールでの「合唱」とか、記念撮影とか、贈り物が有るって。
菊地真
……すごいや。そんな夢みたいなところが有るなんて。さっそく行こう!
永吉昴
志保が会員登録してるし、月に何度も通ってるらしいから、楽しみ方もバッチリだぜ!
北沢志保
だから、余計な事は言わなくてもいいんです!
(台詞数: 28)