北沢志保
ここが…765プロ…
菊地真
ちょっと狭いけど…ここがキミの出発点になるんだ
音無小鳥
庵さーん、狭くて悪かったですね
菊地真
おわぁっ!?こ、小鳥さん、いたんですか!?
音無小鳥
更にヒドいセリフのような…
菊地真
うわわわわわわ…!!ち、違うんです!!
菊地真
こ、小鳥さんが事務所という名の拠点を守っててくれてたなんて感激ですって事で…!!
音無小鳥
騙されませんから
菊地真
たはは…ゴメンなさい
音無小鳥
分かればよろしいです…あら、その子は?
菊地真
あ、あぁ、彼女ですか?彼女は…
北沢志保
北沢志保です。これから、この事務所に所属する予定なのでよろしくお願い致します
音無小鳥
まぁ、庵さん、早速スカウトしたんですか!?手が早いんですねー!!
菊地真
あれ…?素直に喜べない…?
北沢志保
そうなんです。庵さん、私を見るなり僕には君しかいない～なんて言って…
菊地真
言ってないよ!?
音無小鳥
あー、やっぱりそうだったのねー、まったく庵さんってばスケコマシなんだから
菊地真
だから違うよ!?そして古いよ小鳥さん!!
北沢志保
助駒…氏…?
菊地真
ほらぁ!!いくらなんでも志保さん分かんないよ!!今、絶対に人の名前か何かで考えたよ!!
音無小鳥
やっぱり伝わらないですかねー今の子には…ってこんな発言するとおばさん臭いんで止めます
北沢志保
そうですね。私、14歳ですから
菊地真
えっ
音無小鳥
えっ
北沢志保
…?私、今、何か変な事言いましたか?
菊地真
し、志保さんもう一度だけ年齢を仰っていただけないでしょうか…?
北沢志保
14です。中学三年生です
音無小鳥
…あぁ、もうだめぽ…
菊地真
小鳥さん!!立つんだ!!現実を直視するんだ!!
音無小鳥
無ぅー理ぃー!!
菊地真
何て事は無かったけど、彼女の年齢がまだ高校生にも満たないなんて…
菊地真
そんな秘密を知って、一抹の不安を覚える俺でした…―次回に続く―
(台詞数: 32)