菊地真
というわけで!第二回女の子らしさを追及しプリティなアイドルになろうの会定例会議!
永吉昴
よ、大統領!待ってました!
菊地真
女の子らしく汗かいても良いように替えのシャツも持ってきたよ!
永吉昴
すごい!その先見の明が女の子らしい!
菊地真
今回はボクが昴のジャージも持ってきたよ!おそろいだね!
永吉昴
すごい!これが噂に聞くふたごコーデって奴だ!かしましい!
菊地真
まっこまっこりーん!
永吉昴
真、早く本題に入ろうぜ。
菊地真
昴、急いじゃ駄目だよ。おしとやかな態度を心掛ける事がプリティの第一歩だから。
永吉昴
確かに一理ある。もう横槍入れないから続けて。
菊地真
女の子らしさ、可愛さとは何か昨日一心不乱に考えて気づいたんだ。
菊地真
大事なのは個性!そしてそれを強固にする固有技なんだよ!
永吉昴
おお、なんかそれっぽい!
菊地真
例えばやよいのうっうーとか美希の言葉づかいなど、事務所の皆にはそれぞれ技持ちなんだ
永吉昴
なるほど、つまりオレが可愛くなるには皆を真似すればいいんだな!
菊地真
そこが素人の浅ましさなんだよ。ボクもかつてそうだったけど、それは間違い。
菊地真
昴、自分がやよいみたいな言葉づかいでやよいみたいな振る舞いをしてると想像してみて。
永吉昴
………………
永吉昴
真、諦めよう。オレ達らしく近所の子ども達とサッカーして過ごそう。
菊地真
諦めるにはまだ早いよ!人真似じゃなくて、自分にあった技を習得すればいいんだ。
菊地真
まっこまっこりーん!
永吉昴
なるほど、それが良いか悪いかは置いといて真も自分の技をもってるんだね。
菊地真
なんかひっかかるけどそう言うこと!昴も何かあるでしょ。
永吉昴
え、オレの技と言えるものってアクロバット餌やりぐらいで……
永吉昴
あ、いつも鳩と寝食を共にして事あるごとに可愛く餌をあげれば女の子らしくなるわけだ!
永吉昴
真、諦めよう。オレ達らしくスポーツ用品店で新作シューズを見てきゃっきゃしよう。
菊地真
まだまだ諦めるには早いよ。それに昴は最も大切な物に気づいてない。
菊地真
それは昴らしさだよ!昴が昴らしくあればそれが魅力になるとこの前気づいたんだ!
永吉昴
オレが、オレらしく……
永吉昴
ごめん。ぜんっぜん意味わかんない。
菊地真
例えば雪歩。可愛いよね?だけど雪歩は自分に自信がない。もったいないけれど……
永吉昴
なるほど、そんなところも雪歩の可愛さってわけだ。つまりオレは雪歩!
永吉昴
って、んな訳ないだろ!
菊地真
察しが悪いにもほどがあるよ。とりあえずありのままの昴が良いって遠回しに伝えたかったんだよ。
永吉昴
よくわかんないけど、つまりオレはこのままで良いって事?
菊地真
勿論今までのように女の子道の修練は励まないといけないよ?
菊地真
でも今の昴に魅力がないわけじゃないって知っておいて欲しかったんだ。
永吉昴
なるほど、つまりオレは雪歩じゃないけどこのままで良いわけだ!
永吉昴
真、そうと決まればオレ達らしく野山を駆け回って遊ぼうぜ。
菊地真
お、良いね。結局やることは同じでも意識が変われば効果も変わるから今の件は必要なんだよ!
永吉昴
今日もちゃんと真の分のグローブ持ってきたぜ!
菊地真
流石女の子!備えあれば熟れてくるよね!
永吉昴
真の分の体操着、サウナスーツ、ベンチコート、スリーピーススーツ、モビルスーツもあるぜ!
菊地真
着るやつ多い!でもこれでバリエに富んだコーデが楽しめるね!
菊地真
じゃあボクが激しい練習の末編み出した可愛い投球フォームを見せてあげるよ!
永吉昴
おお!気になる、見せて見せてオレもか弱く投げたい!
菊地真
さらに女の子らしい掛け声も編み出したんだ。この黄色い声で乙女度アップ!
永吉昴
おお!そんな細かい所まで気がつくなんて素晴らしい!早く聞きたい聞きたい!
菊地真
まっこまっこりーん!
永吉昴
わかったから早く投げてよ。
(台詞数: 50)