菊地真
それでは、第一回女の子らしさを追及しプリティなアイドルを目指そうの会定例会議を行います!
永吉昴
やんややんや!今日はちょっぴり先輩の真会長に色々教えてもらうぜい!
菊地真
ボクは、女の子らしくお弁当持ってきたよ!お重にめちゃんこつめこんで!
永吉昴
すっごい!女の子らしい!やんややんや!
菊地真
女の子らしく水筒持ってきたよ!中身は勿論スポーツドリンク、2倍に薄めてあるよ!
永吉昴
すごい!その用意周到さ女の子らしい!おなごぢから高い!やんややんや!
菊地真
まっこまっこりーん!
永吉昴
ごめん、まだオレそれを可愛いと思える域には達してなくて……
菊地真
いきなり素に戻らないでよ…二人とも抱えし悩みは似てるんだし仲良くしていこうよ。
菊地真
世間のイメージという現実からの逃避の会定例会議なんだからもっと振り切っていこうよ。
永吉昴
流石ちょっぴり先輩だけある!もう楯突かないから続けて。
菊地真
可愛い女の子になりたいか!
永吉昴
なりたいなりたい!わーわーきゃーきゃーいぇーいざっけろーにー!
菊地真
事務所には可愛い女の子がいっぱいいるんだから、吸収できるところを見つけよう。
菊地真
例えばやよいのお辞儀するときに腕をぴょん!ってやるやつ!やってみなよ!
永吉昴
よろしくおねがいしまーす!(ガルウィィィィイイイングッッッ!
永吉昴
……どうだみたか!
菊地真
うん!ガルウィングと言うよりクロスブレードって感じで可愛かったよ!
永吉昴
あ、あれは?春香がドジった度に頭をコツンってするやつ!あれ真がやったら可愛いんじゃない?
菊地真
あ、またボクこけちゃいました!(ドゴンッ
永吉昴
おお、己の失敗を恥じ自らの体に痛みを刻む事で叱咤するストイックな武芸者みたいで可愛い!
菊地真
あ、美希の「ミキのコトずっと見ててイ・イ・ヨ♪」みたいに語尾を点で分割するやつやってよ!
永吉昴
みんなー!覇王!撃!滅!斬!!
菊地真
昴、今ふざけたでしょ。
永吉昴
ごめん、持ち前の茶目っ気が…もう決して逆らわないから続けて。
菊地真
うん、もう今ので皆の技は吸収出来たから次はフィジカル面だね。
永吉昴
おお、なんかそれっぽい!
菊地真
可愛いアイドルには相応のスタイルが必要なんだよ!あずささんや風花さんのような!
永吉昴
なるほど!オレ達も今すぐぶぉんきゅっぼん!になればいいんだね!
永吉昴
無理だ真。おとなしくオレ達らしくキャッチボールして余生を過ごそう。
菊地真
今すぐなろうと思うから遠く感じるんだよ。千里の道もなんとやら、今は準備期間だから。
菊地真
いっぱい食べて運動してたくさん寝れば勝手に成長するってこのみ大師匠の証言があるし。
永吉昴
なんだ、じゃあオレ既にないすばでー条件満たしてるじゃん!未来明るい!
永吉昴
じゃあさっそく女の子らしくキャッチボールして帰りはラーメンでしめよう!
菊地真
よーしそれが最も適当かつ最良な結論だね!誰にもつっこませない!
永吉昴
ちゃんと真の分のグローブも持ってきたぜ!
菊地真
さっすが昴!その備えあれば嬉しいよね!女の子らしい!
永吉昴
真の分のトレーニングウェア、タオル、ハンドタオル、ウェットティッシュも持ってきたぜ!
菊地真
拭くやつ多い!そんなところも昴らしくて可愛いよ!
菊地真
(あれ、今ボクなんて……)
永吉昴
ぼーっとしてると死球だぜ!喰らえ、昴ストレート!
菊地真
あ、ごめんごめん!ちょっと雑念が……
菊地真
(そうだよね…今まですがるように女の子らしくを連呼してたけど…昴は昴らしくて可愛い…)
菊地真
(じゃあボクはどうなんだろう?もしかして自分が気づいて無いだけで…)
菊地真
(ボクはボクだから魅力があるって事は、今までのボクの努力をある意味で否定する事になるし)
菊地真
(いや、そうじゃないよね。自分のやってる事が無駄だったとしても、一生懸命だった事は事実…)
菊地真
(それを否定するなんて、それこそ女の子らしくないし、何よりボクらしくない…か)
永吉昴
真!神妙な顔してないで早く投げようぜ!そっちはなんか考えてるかもだけど間が持たない!
菊地真
あ、ごめんごめん女の子らしい投球フォームを追及してて!
菊地真
(今は一生懸命、投げるだけだよね。女の子らしく、何よりボクらしく)
(台詞数: 50)