ジュリア
う…あ…?
天海春香
あ、気がついたみたい!
ジュリア
あー、なんか気持ち悪い…アタシ、どうなってたんだ?
周防桃子
知らない方がいいと思うよ。
ジュリア
…知らない顔だな。名前、聞いてもいいか?
周防桃子
周防桃子だよ。こっちは天海春香さん。
ジュリア
ジュリアだ。…その様子だと迷惑かけたみたいだな。…すまん。
天海春香
まあ、とりあえずみんな無事だったことだし…ね?
天海春香
これで目的は達成したことになるのかな?奈緒「せやな♪【闇色の石】も見つかったことやし」
周防桃子
……
周防桃子
春香さん、リストバンドとか持ってる?
天海春香
一応、汗取り用のはあるけど…どうしたの?
周防桃子
…念のため、ブレスレット隠しておいて(小声)
天海春香
あ、うん。(ごそごそ)
周防桃子
ジュリアさんは歩けそう?
ジュリア
そこまで心配される状態だったのか?アタシ……よっと…あー、ダメだ。立てるが歩くのが、な。
ジュリア
美奈子「それなら、わたしがジュリアちゃんを支えます!」……悪いな。肩、借りるわ。
周防桃子
……
周防桃子
奈緒さん、二人を町まで連れていってもらってもいい?奈緒「ええけど、桃子たちはどうするん?」
周防桃子
桃子たちは……調査を続けるよ。奈緒「はあ?なんでや!」
周防桃子
祭壇の扉はずっと封印されていたから、【ハデスの瞳】は人の目には触れてないはず。
周防桃子
だったら噂にものぼるはず、無いよね♪
天海春香
あぁ、なるほど!
天海春香
あぁ、なるほど!…って、まだあるのか…
周防桃子
そういえば、ジュリアさんはなんでここに来たの?
ジュリア
ん?あぁ、ユリのやつがやたらと騒ぐんだよ…【噂の洋館】とか【闇色の石】とか…
ジュリア
あいつ、すぐに自分の世界に入っちまうから危なっかしくて…
ジュリア
…って、ユリはどうした!?美奈子「百合子ちゃん?来てるの!?」
天海春香
え!百合子ちゃんも来てるの!?奈緒「嘘やろ!?」
周防桃子
なんで今まで話にものぼらないの…?
ジュリア
ユリの知り合いだったか…あいつ、妄想にのめり込んだり夢中になると平気で泊まり込むからな…
周防桃子
いないことに周りが慣れてるんだね…
ジュリア
まあ、今のアタシがいても役立たずだからな…頼めるか?
周防桃子
…わかった。任せて。
ジュリア
美奈子「わたしはまだ大丈夫だから、ジュリアちゃんと町に向かうよ。奈緒ちゃんは…残って」
周防桃子
奈緒「…その方がええな。百合子が心配や。先、進むで」…うん。
天海春香
…何人行方不明なんだろう…『ヒトの好奇心とは、時に厄介だな』
(台詞数: 37)