水瀬伊織
「ねえ、プロデューサー」
水瀬伊織
「アンタ、今日は私と一緒にいなさいよ」
水瀬伊織
「…別に。ただなんとなく一緒にいたいって思っただけよ。深い 意味は無いわ」
水瀬伊織
「ちょっと遠出でもどうかしら?私が誘ってあげてるんだから、 感謝しなさいよね?」
水瀬伊織
「ほら、行くわよ。はやくはやく」
水瀬伊織
ーーーーー
水瀬伊織
「わあ……。うさぎってこんなに柔らかいのね。ふかふかでモコモコ」
水瀬伊織
「………」
水瀬伊織
「良い天気ね…」
水瀬伊織
「もうすぐこの世界が終わっちゃうなんて、ちょっと信じられないわ」
水瀬伊織
「…そうね。でも、ほんとなのよね」
水瀬伊織
「……
水瀬伊織
「………」
水瀬伊織
「色んな人がいるわね…」
水瀬伊織
「悲しみに暮れる人、普段通りに過ごす人」
水瀬伊織
「最後まで諦めない人、残された時間を精一杯生きる人」
水瀬伊織
「……」
水瀬伊織
「世界の終わりなんて…来なければいいのに…」
水瀬伊織
「………」
水瀬伊織
「私?私は…迷ってる」
水瀬伊織
「最後までファンのみんなのために、アイドルとしてあり続けるか」
水瀬伊織
「それとも…最後くらいは1人の女の子として過ごすか」
水瀬伊織
「なかなか決められないわ」
水瀬伊織
「………」
水瀬伊織
「参考までに聞くけど」
水瀬伊織
「プロデューサーは、私はどうしたら良いと思う?」
水瀬伊織
「………」
水瀬伊織
「ふーん、そうなのね」
水瀬伊織
「あくまで参考よ。もう少し1人で考えてみる」
水瀬伊織
「アンタはどうするの?」
水瀬伊織
「………」
水瀬伊織
「そう。いいんじゃない?」
水瀬伊織
「…あとどれくらい時間が残されているのか、正確にはわからないけど…」
水瀬伊織
「お互い悔いの無いように過ごしましょう」
水瀬伊織
「悔いの、無いように…」
水瀬伊織
ーーーーー
水瀬伊織
「……
水瀬伊織
「………」
水瀬伊織
「大体決まったかも」
水瀬伊織
「さっきの答え。どっちだと思う?」
水瀬伊織
「当ててみなさい?見事当てれば、伊織ちゃんからキスのプレゼントでーす♪」
水瀬伊織
「………」
水瀬伊織
「ブッブー、ハズレでーす♪残念でしたー」
水瀬伊織
「こちら、残念賞のキスになりまーす♪」
水瀬伊織
「こちら、残念賞のキスになりまーす♪」チュッ
水瀬伊織
「…もうちょっと嬉しそうな顔しなさいよ。この私からのキスなんだからね?」
水瀬伊織
「アイドルは辞めないし、恋愛 だって諦めないわ」
水瀬伊織
「ワガママだっていいじゃない。悔いの無いように過ごすって言ったでしょ?」
水瀬伊織
「…そうね。残りわずかな時間だけど…」
水瀬伊織
「これからもよろしくね、プロデューサー」
(台詞数: 50)