水瀬伊織
………遅い!
水瀬伊織
まったく、こんな時間まで待たせるなんてどういうこと!?
水瀬伊織
可愛い伊織ちゃんが1人で外にいたら、どうなるかわかるでしょう?
水瀬伊織
……どうなるんだって、それはそれでしょ。とにかく、女の子を待たせるのはダメってことよ
水瀬伊織
そう、ちゃんと謝れば許してあげないこともないから。あとは、アンタの気持ち次第ね
水瀬伊織
………これ、カーネーション?ふぅん、アンタにも花を選ぶセンスがあったわけ
水瀬伊織
いいじゃない、気に入ったわ。花びらも可愛いし、ピンクも伊織ちゃんにピッタリね
水瀬伊織
なに気の抜けた顔してるのよ、そんなに不安だった?
水瀬伊織
プレゼントの良し悪しで機嫌が悪くなるような育ち方してないわよ、当然でしょ
水瀬伊織
それに、アンタが選んだプレゼントでしょう?
水瀬伊織
誰よりも私のことを見てるんだもの、素敵なプレゼントをくれることくらいわかってるわよ
水瀬伊織
……なによ、今日くらい素直になっちゃいけないわけ?
水瀬伊織
ふん、たまには素直になってみようかなって思ったけど、そういうこと言うんだ
水瀬伊織
やーめた。アンタには結局普段の伊織ちゃんの方が合ってるみたいだし
水瀬伊織
……そうだ、これあげる
水瀬伊織
折り紙のかぶと。環がたくさん作ってたのよ
水瀬伊織
今日はこどもの日でもあるでしょう?
水瀬伊織
それをつけて、ちょっとでも純粋な気持ちで伊織ちゃんの優しさを受け止められるようになりなさい
水瀬伊織
そうしたら、私だって今より少しはアンタにガミガミ言うのも減るかもしれないわよ?
水瀬伊織
なによ、そういうこと言うから私だってムカッときたりしちゃうわけでしょ!?
水瀬伊織
もう、せっかくアンタとの付き合い方も考えてあげようと思ったのに、全部台無しじゃない!
水瀬伊織
ホント、アンタって言葉にしないとわかんないわね…!
水瀬伊織
ああもう、せっかく待ってあげてたのに、気分最悪…
水瀬伊織
もういいわ、私帰る
水瀬伊織
その辺でタクシーでも拾うわよ。お金ならあるから心配いらないわ
水瀬伊織
……なによ、手、離しなさいってば
水瀬伊織
いや、アンタの顔なんて見たくないもの
水瀬伊織
…でも、そうね
水瀬伊織
今私が一番聞きたい言葉を聞かせてくれたら、振り向いてあげていいわよ
水瀬伊織
アンタに私の気持ち、わかるかしら
(台詞数: 30)