水瀬伊織
……えっと、風花?
豊川風花
どうしたのかしら、伊織ちゃん。
水瀬伊織
私はどうして風花に抱きかかえられてるのかしら。
豊川風花
別に深い意味はないのだけど…。
豊川風花
別に深い意味はないのだけど…伊織ちゃんだって甘えたときがあるんじゃないかなって。
水瀬伊織
ええ…?
豊川風花
伊織ちゃんってしっかりしてるじゃない?それで、みんなの事をちゃんと見てて。
豊川風花
アイドルとしても私達シアター組の先輩でしょ?まだまだ若いのに皆を引っ張らないといけなくて。
水瀬伊織
それくらい、伊織ちゃんにかかれば造作もない事よ。
水瀬伊織
それにお兄様やお父様は、私よりも若い時に私以上に色々やっていたのよ。
水瀬伊織
私がこの程度で音を上げてちゃ、水瀬の名に傷が入っちゃうわ。
豊川風花
…伊織ちゃん。
水瀬伊織
何よ、風花。
豊川風花
今日くらいは肩の力を抜いていいのよ。
豊川風花
貴女はまだ15歳の女の子なんだし、それに今日は貴女の誕生日なんだから。
豊川風花
だから今日は、私たちみんなに甘えてもいいのよ。
水瀬伊織
風花…。
水瀬伊織
気持ちだけ受け取っておくわね、にひひっ♪
豊川風花
あれっ!?
水瀬伊織
風花の申し出は嬉しいわ。でも…。
水瀬伊織
こういう特別な日だからこそ、誰かに甘えたりだらけたり、腑抜けたりしちゃダメだって思うのよ。
水瀬伊織
…というか、普段からいろいろ受け入れっぱなしな風花にこれ以上負担はかけられないわ。
水瀬伊織
だから、その気持ちだけ。さ、もう離してもいいわよ。
豊川風花
伊織ちゃん…。
豊川風花
分かったわ。余計なことをしてごめんなさいね?
水瀬伊織
【タッ】気にしなくていいわ。それより、私の方こそ反省しないといけないわ。
水瀬伊織
風花がそうしちゃうくらいに、私は周りに心配させてたって事よね。
水瀬伊織
たぶん、未来や亜美たちとは別の質の心配なんでしょうけどね。
豊川風花
伊織ちゃん…。
水瀬伊織
ま、風花の柔らかさを独り占めできたことをプレゼントとして貰っておくわね。
豊川風花
もうっ!伊織ちゃん!!
水瀬伊織
にひひっ♪
(台詞数: 32)