水瀬伊織
にひひっ!星梨花、どう?始めてのドラマの現場は?
箱崎星梨花
はいっ!朝見てたドラマ通りで…セットが本当の町みたいで…凄いです!
箱崎星梨花
所々後ろが何もなかったりとか、お空が照明だったりするので違和感感じますが…。
水瀬伊織
それはそうね、それがセットだもの!全部が本物そっくりってわけじゃないわ。
水瀬伊織
これをカメラマンがベストアングルにしてくれて、照明が本物の空の様に光を調整して…。
水瀬伊織
そこに多くの端役の人達が関わる事で、ドラマの現場はひとつの町のように成り立つの。
水瀬伊織
星梨花もその町の一部にこれからなっていくのよ。台詞は二言しかないけど…
水瀬伊織
そこに命を吹き込むのはアンタ。レッスン不足だけど…今持てる限りのアンタをぶつけなさい!
箱崎星梨花
…はいっ!
水瀬伊織
さて、後は桃子ね。まぁ、あの子は経験は豊富だから現場慣れはしてるだろうけど…。
水瀬伊織
桃子は大丈夫?
周防桃子
……!
水瀬伊織
…桃子…?
周防桃子
…あ、伊織さん…お疲れ様です…。でも、声かけないでもらえます?集中したいんで…。
水瀬伊織
…!アンタねぇ…!
水瀬伊織
…いや、良いわ。ドラマの経験はアンタの方が上だから、アンタなりの役の入り方あるからね。
水瀬伊織
集中してる時に悪かったわね。
周防桃子
…いえ、お気遣いありがとうございます。
水瀬伊織
(…やっぱり…か。桃子は何か焦ってるというか…袋小路入ってるわね。)
水瀬伊織
(…それを、星梨花が救い出してくれると良いんだけど…。)
水瀬伊織
じゃあ、私はそろそろ出番だから衣装合わせしてくるわね。じゃ、後は共演の時に。
箱崎星梨花
…あの…伊織さん…?
水瀬伊織
?何、星梨花?
箱崎星梨花
…衣装が心持ち小さくて…チャック上げるにも関節可動域超えちゃいそうで…手伝って下さい〜!
水瀬伊織
ロボットのくせに関節の柔軟性低くて背中に手が回らないって…変にリアリティ求めてないでよ!?
(台詞数: 25)