双海亜美
そそ!面白そーじゃあない?
水瀬伊織
何か言いだしたと思えばそんなこと?全くくだらないわね。
黒井社長
全く伊織ちゃんの言うとおりだ。暇つぶしにしてももっと有意義な事を考えるものだとおもうがね?
双海亜美
もー。早速ツッコんでるじゃん。二人ともちゃんと理解してる?
黒井社長
だから勝手に参加させるんじゃ……
双海亜美
最初にツッコミを我慢できなかった人が負けね!
双海亜美
亜美が勝った暁には何か奢ってもらうかんね!
黒井社長
ハーッハッハッハッハ!私は当代随一の黒さだ!!
水瀬伊織
傲り高ぶってどうするのよ!
双海亜美
……。
黒井社長
……。
水瀬伊織
え、もう始まってるのこれ。
双海亜美
ひっかかっちゃだめだよいおりん。流石に張り合いがなさすぎるっしょ。
黒井社長
やれやれ、序盤からこの調子では決勝戦が思いやられるな。
水瀬伊織
……!
双海亜美
あ、我慢した。
黒井社長
でもそのツッコミ顔も既にツッコんでる様なものなのでは?
双海亜美
たしかに!いおりんその顔禁止ね!
水瀬伊織
どんどん私に不利になってない?
黒井社長
ちなみにツッコミを我慢できた場合は?
双海亜美
亜美が全人類の年金払うよ。
水瀬伊織
……。
黒井社長
……。
双海亜美
……二人ともさー、黙ってたらゲームになんないよ?
黒井社長
……そういえば、この前隣の家の囲いが消えたんだ。
水瀬伊織
……。
双海亜美
……攻撃に出てきたね。
水瀬伊織
二人に質問なんだけど、
双海亜美
お、いおりんの攻撃?なに?
水瀬伊織
人生で最も大切な物って何だと思う?
黒井社長
無論お金。
双海亜美
お金!
水瀬伊織
それはね、夢よ。
黒井社長
……。
双海亜美
いおりんの夢って……何?
水瀬伊織
大金持ち。
黒井社長
金じゃないか!!
双海亜美
わーい黒ちゃんツッコんだー!
水瀬伊織
にひひっ♪修行が足りないわね。
黒井社長
ぐぬぬぬ……まさか二人に敗北することになるとはな。
水瀬伊織
でも意外と面白かったわ。もっかいやっとく?
黒井社長
いいや、もう昼休みも終わりだ。やめておこう。
双海亜美
うん、でも……またいつか、絶対やろうね!三人はズッ友だかんね。
水瀬伊織
……なんか、もうすぐ卒業だってのに全然実感が湧かないわ。
双海亜美
もう……せっかく忘れてたのに。空気読めないんだから。じゃ、亜美達あっちの教室だからまたねん
黒井社長
ふん、いけいけ。私はおせっかいな上級生が居なくなってせいせいするわ!
黒井社長
……今年は騒がしい年だった。自分の高圧的な態度が災いして上級生に絡まれていた所を、
黒井社長
あの二人に助けてもらった事が出会いだった。それからは、何をするにも三人一緒だった。
黒井社長
……この季節、校舎の中は別れの気配で満ちている。しかし、今年の冬は例年より暖かく……
黒井社長
花壇には春の花が咲き始めていた。
(台詞数: 50)