二階堂千鶴と申します!(特別編)
BGM
恋の音色ライン
脚本家
平沢ヒラリー
投稿日時
2015-10-21 01:38:39

脚本家コメント
千鶴さんが誕生日だってのにネタが何も無いよちくしょー!
てなわけで無理矢理以前書いたシリーズ物の設定で一本。相変わらずよくわからない話になってしまった。

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二階堂千鶴
おーっほっほっ!わたくしにふさわしい盛大なお祝いパーティーでしたわ〜!
水瀬伊織
お疲れ様。自分の誕生日パーティーの料理準備する主賓なんて初めてだったわよ?
二階堂千鶴
なな、何を言ってますのよ?これは全部ウチのシェフに用意させた物で…
水瀬伊織
はいはいそうね。とっても美味しかったってシェフによろしく言っといて?
二階堂千鶴
どうもありがとう、じゃない、確かに伝えておきますわ!ではわたくしはこれで。
水瀬伊織
あのね、千鶴。
二階堂千鶴
まだ、何か?
水瀬伊織
…何でもない。今日はありがと、楽しかったわよ。
二階堂千鶴
はい、お疲れ様ですわ。それじゃあお先に。
水瀬伊織
言っておくべきだったかしら。でも…
高木社長
おや水瀬君、まだ帰らないのかね?
水瀬伊織
あ、お疲れ様。スポンサーの打ち合わせは終わったの?
高木社長
思ったより長引いてね。二階堂君は帰ったのか、プレゼントくらい渡しておきたかったかな。
水瀬伊織
ええ…ねえ社長、聞いてもいいかしら?
高木社長
何かね?
水瀬伊織
もし、もしもだけどさ。
水瀬伊織
私達の中で誰かが結婚するって事になったら、社長はやっぱり反対よね?
高木社長
うん?妙な事を聞くね。だがまあそうだな。女性なら当然そういう事も有りうるか。
高木社長
そうだね、まあ事務所としては頭の痛い話になるだろうが…個人的に反対する事は無いだろうね。
水瀬伊織
事務所的には困るのに、反対じゃないの?
高木社長
私はここを家のような物だと思っているからね。となればここにいるのは皆家族という事になる。
高木社長
娘を嫁に出すのに寂しい思いはしても、反対する程頑固な父親ではないつもりだよ。
水瀬伊織
…たとえそれが、今までやってきた事を全部否定するような結婚になっても?
高木社長
そんな事にはならないさ。水瀬君、キミはいつまで自分がアイドルを続けていけると思う?
水瀬伊織
え?さ、さあ。あんまりきちんと考えた事無いけど。それがどうかしたの?
高木社長
アイドルというものはね、いつまでも続けられるものじゃない。いつかは必ず終わりが来る。
高木社長
それも一般的な仕事より遥かに短い時間でね。30年間アイドルだ、なんて人はいないだろう?
水瀬伊織
ええ。
高木社長
だがね。だからといってここでやった事は人生で無駄な時間だったという事は無いはずだ。
高木社長
ここでやった事は必ずなにがしかの財産として生きてくる。私は皆にそう思って欲しいよ。
高木社長
そういう意味ではここは家というより学校かな。皆いつかは必ずここを卒業していく。
高木社長
けれども皆、ここで過ごした日々を人生の糧にして生きていくはずだ。
水瀬伊織
高木社長
おっと、話が脱線したね。ところでキミが心配してるのは…
水瀬伊織
お話はよく分かったわ、どうもありがとう。じゃ、また明日ね!
高木社長
え?ああお疲れ様…おいおい、何だったのかね一体。
水瀬伊織
(そうだわ。いつかは必ず終わりが来る。そしてまた、新しい世界へ。)
水瀬伊織
(だからといって、今までやってきた事が無くなるわけじゃない。)
水瀬伊織
(それを糧にまた、新しい世界を生きていくんだわ。)
水瀬伊織
…千鶴、もう何も言わないわ。兄さんはあなたをとことん待つつもりみたいよ、頑張んなさい。
二階堂千鶴
さてバスの時間は…って、なんでここにいますの!?は?わたくしのお祝いに?
二階堂千鶴
…残念でしたわね、もうお料理はなくなってしまいましたわよ。
二階堂千鶴
ふふ。ええ、少しくらいでしたら、お付き合いいたしますわ。
二階堂千鶴
優雅なエスコート、期待しておりますわよ?

(台詞数: 44)