水瀬伊織
これはPの家のベランダで体験した話よ…ベランダの外は公園があるんだけど公園の先の畑にね…
水瀬伊織
畑と家を仕切る様に木が並んでいたわ。木は横に並んでいて壁の様になっていたわ。
水瀬伊織
普段から外を見ると変わらない木だったわ…ある日外を見ると…あれ?木が増えてる?
水瀬伊織
居間から見える木は木の間の間隔が広くて数えやすかったそうよ。確かあそこは2本だったはず…
水瀬伊織
なんかボサボサの木が増えてる!あんな木無かったはず…その木は他の木と違い大きい木だったわ。
水瀬伊織
母さん、あんな木無かったよな?母は気にして無かったのか、知らないね〜前からあったんでしょ。
水瀬伊織
気のせいかな…その日はとりあえず気にしない様にしたそうよ。次の日外を見ると木は無かったわ…
水瀬伊織
それからも同じ繰り返しだったわ。木がある日と消える日が繰り返されたわ…ある日
水瀬伊織
木を見ながら考えていたわ。なんだろうな〜分からない木だなぁ。幻覚?いや母ちゃんにも見えてる
水瀬伊織
分からないなぁ〜。ふと…木を下から上に見てみた時!それは見えた…
水瀬伊織
木の上に腕組みをして立つ黒い影のような人を…その瞬間驚いて目をそらしたわ!
水瀬伊織
もう一度確認したら…いたわ…黒い影のような人の形をした物がね…
水瀬伊織
家族を呼びに言った時にはもういなかったわ…何だったのかしらね…今、木は全部切られて無いわ…
水瀬伊織
あの日木は存在していた…一つだけ見た目が違う大きな木がね…完
(台詞数: 14)