
萩原雪歩
【テレビ局内 大会議室】

天海春香
『…合計568点!142s、ミルキーウェイを抜いて現在第3位です!』

春日未来
<<むー!早々と負けちゃったのー!やっぱりトップバッターは不利だと思うな!

春日未来
<<何だよ、決勝出れただけいいじゃないか!ボク達なんて速攻で負けたんだからね!

春日未来
<<それは真君がスベったからなの

春日未来
<<ミルキーウェイだってオチ盛大にスベっただろー!?

春日未来
<<2人とも、ケンカはやめて下さいまし!

春日未来
<<ワイワイガヤガヤ

春日未来
雪歩さん、4番手の組が終わっちゃいましたよ~?そろそろ指示してあげないと!

春日未来
<<1本目、どっちのネタをさせるんですか?

萩原雪歩
うーん……本当に難しいところですぅ……

春日未来
<<優勝を狙うなら、雪歩さんのネタを後に残すべきじゃないですか?

春日未来
でも星梨花、出し渋ったせいで最終決戦の前に負けちゃったら元も子もないよ?

春日未来
<<うう、確かにそうですよね……

天海春香
『さて4位のミルキーウェイ。残念ながらここで敗退です…昴ちゃん、一言貰えますか?』

天海春香
『<<…思ってたのと違ーーう!』

天海春香
『<<ハハハハハハハハハ』

天海春香
『まあまあ、来年また出て下さい!ではCMの後に5組目のコンビが登場します!…♪~』

春日未来
…コマーシャルがだいたい5分。その間にネタを決めて電話しないと!

萩原雪歩
…正直、まだ全体的に点数が伸びなやんでる印象があるんだよね

萩原雪歩
モーニングコールだけがなんとか話術で高得点をもぎ取った、って感じかなぁ

春日未来
うーん、私には普段の点数が分からないから何とも言えないですね~

萩原雪歩
例年640/700点を越えてれば確実に最終決戦に残れるんだよ

萩原雪歩
620、630点台がギリギリのボーダーなんですぅ。年にもよるけどね

春日未来
<<なるほど…じゃあモーニングコールも決して余裕はないってことですか?

萩原雪歩
うん。でもそれは後続の組の実力次第かな

萩原雪歩
静香ちゃん達にはここで、会場の空気を爆発させて貰いたいんですぅ

春日未来
ば、爆発?

萩原雪歩
うん。圧倒的にウケた組の直後って審査員の点数が伸びにくいから!

萩原雪歩
千早ちゃん達には悪いけど、後続の72楽章を会場の空気だけで蹴落とすつもりで行かないと!

春日未来
そっか~。なら先に確実なネタをした方がいいんじゃないですか?

萩原雪歩
……そうだね、ここで迷ってても仕方ないし。志保ちゃんに電話かけるね(ポチポチ)

萩原雪歩
prrr…「あっ、もしもし志保ちゃん?ごめんねギリギリになっちゃって」

萩原雪歩
「まだ点のインフレが起きてないから、1本目から仕掛けて決勝1位通過を狙いましょう!」

萩原雪歩
「最初にやるのは準決勝でのネタで。まずはボケの手数で責めようと思いますぅ」

萩原雪歩
「審査員が少し辛口だから、モーニングコールを超えればひと安心ですぅ。頑張ってね!」

春日未来
……あっ、そうだ!雪歩さん、ちょっと代わってもらっていいですか?

萩原雪歩
「ん?ちょっと待ってね、未来ちゃんが電話代わって欲しいって」……はい

春日未来
ありがとうございます!「もしもし、志保~?」

春日未来
「えっと、私達は2回戦で負けちゃったからネタのことは何も言えないんだけど…」

春日未来
「…それでも、志保が陰でいーっぱい頑張ってきたのは知ってるから!」

春日未来
「徹夜で仕上げた2回戦の後に熱出して倒れちゃったのも!」

春日未来
「莉緒さんとか琴葉さんとかに漫才の作り方を教わりに行ってたことも!」

春日未来
「志保はMiliー1に出て変わったんだよ!みんなの為だけにこんなに頑張ったんだもん!」

春日未来
「だからきっと大丈夫!いっぱい、いーっぱい頑張ったんだもん!饂飩なら優勝できるよ!」

春日未来
「それで、えーと………へっ?…え、えへへ。うん!」(ピッ)

萩原雪歩
…未来ちゃん。志保ちゃんはなんて?

春日未来
「ありがとう」って言ってました~!今の志保ならきっと大丈夫です!

萩原雪歩
そうだね……頑張って!

天海春香
『…さあ、続いては5組目のコンビ。エントリーナンバー1414、「饂飩」です!どうぞ!』
(台詞数: 50)