天海春香
プロデューサーさん!私からプレゼントのマカロンです!
天海春香
マカロンの形は私のプロデューサーさんへの気持ちです!...なんて、 P「....」
天海春香
プロデューサーさん? P「ん、ああ!ありがとう春香。」
北沢志保
プロデューサー、私からもプレゼントです。
北沢志保
弟のを用意するついでですが....プロデューサーには感謝していますから。
北沢志保
P「ありがとう、志保....。」 あの、失礼でしたか? P「そんなとこないけどね...」
北沢志保
P(俺はやっぱりあの人のことが忘れられていない。そう思った。)
天海春香
P(マダムがいなくなっても俺はあの人から薔薇とチョコレートを贈られて来ることを待っている)
北沢志保
P (病気で死んでしまい当然あり得るはずがないのに。) プロデューサー....。
天海春香
志保ちゃん。今は一人にしてあげよう? P(あの人が俺に言ったことが思いだされる)
四条貴音
─そうでしたのね。ぼうやは好きな子からチョコが貰えなかったのですね。
四条貴音
─うん、僕ってカッコよくないし、運動できないし。─ ─いいですか?─
四条貴音
─薔薇は美しいですが脆く少しの傷だけでも枯れてしまいます。─
四条貴音
─私達も同じですが美しいものを育てるためには他者を避けて自身を守らなくてはなりません。─
四条貴音
─薔薇は美しい故に孤独。良い香りを放つのはそのことを私達に気付かせるためかもしれませんね─
四条貴音
─はっ、これは失礼しましたわ!湿っぽくなってしまいましたね。─
四条貴音
─では、ぼうやへ私からのプレゼントです。─ P(そういってマダムは俺にあれを渡してくれた)
四条貴音
─バラのチョコとお花だ!─ ─ふふ、どうですか?綺麗でしょう?─
四条貴音
─こちらのチョコレートは私も良く口にしていますのよ。─ ─ほんとだ!すごくおいしい!─
四条貴音
─マダム?これは?─ ─これは白の薔薇、『誠』と言います。─
四条貴音
─花言葉は『恋をするにはまだ早すぎる』です。い今はまだその時ではありません─
四条貴音
─きっといつか、貴方のことを見てくださる方が現れます。─
四条貴音
P (これがマダムから最後に聞いた言葉だった。)
四条貴音
....さま。 P(あの日見た美しい庭は主を失い荒れ果ててしまった。)
四条貴音
P (俺とあの人との関わりはあの瞬間すべてなくなってしまったのだ。) あなた様!
四条貴音
どうされたのですか? P「いや、それよりなんだ?その大量のチョコは?」
四条貴音
ともちょこ、というものをファンの方々から頂きました。 P「そうか....。」
四条貴音
あなた様宛ての物も届いておりますよ。 P「へぇ。」
四条貴音
まだむろぜの孫娘という方からですが....。 P(!!)「貴音!」
北沢志保
プロデューサー!? P(俺はその荷物を貴音から奪い取った。)
天海春香
一体どうしたんですか? P(その中には青い薔薇と手紙、そして....)
四条貴音
ちょこれーとでしょうか? P(あの日貰った美しい薔薇の形のチョコレートだった。)
天海春香
綺麗なチョコレート....! P(俺はチョコレートの箱を開け1つ口に入れた。)
北沢志保
プロデューサー!?
四条貴音
....泣いておられるのですか? P「ばか、泣いでないよっ....。」
四条貴音
P(そういえばマダムは貴音に年は違えど似ていた....。口に含んだそのチョコは)
四条貴音
P(薔薇の香りとチョコの甘い味の中に塩気を感じた。)
(台詞数: 37)