二階堂千鶴
あら?
水瀬伊織
ふう…… あら、千鶴 早いわね
二階堂千鶴
伊織こそこんな朝早くからどうしたんですの?
水瀬伊織
昨日の熱気が忘れられなくてね… 少し早起きしたからここへ来てみたの
水瀬伊織
…ねえ、千鶴
二階堂千鶴
どうかいたしまして?
水瀬伊織
私、うまくやれてたのかしら…
二階堂千鶴
伊織にしては弱気なこと言うんですのね…
水瀬伊織
私だってこういう気持ちになることもあるわよ まったく…!
二階堂千鶴
伊織はどう思いましたの?
水瀬伊織
私は…できていたと思うわ…
二階堂千鶴
なら、それでいいじゃありませんか
水瀬伊織
でも…!
二階堂千鶴
でももだってもありませんわ!
二階堂千鶴
もっと上手にできたかもしれない そうやって考えるのは伊織のいいところ
二階堂千鶴
でも現状、自分のやったことに満足することも大切ですわ♪
二階堂千鶴
後ろを見てみてくださいな
水瀬伊織
後ろ…? あっ…!
二階堂千鶴
朝焼けに照らされた美しいステージ
二階堂千鶴
みんなの願いがこもった七夕
二階堂千鶴
これを成功と言わなかったらきっと織姫様も彦星様も怒ってしまいますわよ
水瀬伊織
そうね…! そうよね! 私、うまくできたのよね!
二階堂千鶴
当たり前ですわ! 最高のステージだったとこの二階堂千鶴が保証致しますわ!
水瀬伊織
それにしてもこういうお祭りには初めて来たわ
二階堂千鶴
あら、そうなんですの?
水瀬伊織
小さい頃は七夕は新堂とふたりだけで過ごすことが多かったからね…
二階堂千鶴
………
水瀬伊織
あんたみたいに小さい頃からこういうとこによく来てたのはちょっと羨ましい、なんて思うわね…
二階堂千鶴
…ならこれから増やしていけばいいんじゃないんですの? 思い出。
水瀬伊織
えっ…?
二階堂千鶴
思いで作りに早いも遅いもありませんわ! これからもっともっと思い出を作ればいいんですわ!
二階堂千鶴
そして二人で…いや、これはなんでもありませんわ♪
水瀬伊織
えっ な、なによ!?
二階堂千鶴
なんでもありませんわー♪
二階堂千鶴
さあ、スタッフさんが来る前に少し舞台の片付けをしてしまいましょう!
水瀬伊織
あんたそのためにわざわざ早起きして… あんたも物好きねえ…
二階堂千鶴
性分ですわ! さあ、やっちゃいましょう!
水瀬伊織
はいはい、やっちゃいましょう♪…ところであんたは七夕に何を書いたの?
二階堂千鶴
それも秘密ですわ♪ ささ、やっちゃいましょう!
水瀬伊織
あんたねぇ… まあいいわ、片付けちゃいましょうか
水瀬伊織
…あら?
水瀬伊織
これ、千鶴の短冊… !
水瀬伊織
……ふふ、いいじゃない やってあげるわ!
二階堂千鶴
伊織ー ちょっとこっち手伝ってくださいましー!
水瀬伊織
はいはい、今いくわ!
二階堂千鶴
『ねがいごと』
二階堂千鶴
『あの娘と一緒にトップアイドルになれますように 二階堂千鶴』
(台詞数: 47)