深緑のメイド改造
BGM
bitter sweet
脚本家
親衛隊
投稿日時
2015-07-01 18:58:31

脚本家コメント
前作頂いたコメントに触発されてしまいました。ごめんなさい☆
おまけネタです。また書きます。

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水瀬伊織
ふーん。
北沢志保
なにを読んでるんです?
水瀬伊織
定期購読のカフェとかスイーツの雑誌。
北沢志保
へえ。ちゃんと研究してるんですね。
水瀬伊織
当たり前でしょ。で、これらによると、巷では『メイド』が流行っているそうね。
北沢志保
……。
水瀬伊織
なによ、その顔。
北沢志保
店長、余計なこと考えてないですよね?
水瀬伊織
……にひひっ。
北沢志保
考えてる……。絶対考えてる……。
水瀬伊織
ねえ志保、私の料理はおいしい?
北沢志保
え? ええ。それはとても。
水瀬伊織
値段は?
北沢志保
少し高いかもしれませんけど……妥当なところだと思います。
水瀬伊織
お店の内装について意見は?
北沢志保
特にないです。清掃も飾り付けも欠かしてませんし。
水瀬伊織
そ。じゃあ決まりね。
北沢志保
は?
水瀬伊織
お店を流行らせる為のコンセプトよ!
北沢志保
お疲れさまでし……うぐっ。
水瀬伊織
はいはい。お着替えしましょうね〜。
北沢志保
襟を掴まないでください……。苦しい……。
水瀬伊織
あんたが逃げるからよ。
北沢志保
に、逃げてなんかいません! 大体なにをさせるつもりなんですか!
水瀬伊織
前々から思ってたんだけど、あんたってちょっと愛想がないのよね。
北沢志保
う……。
水瀬伊織
ここらでキャラを柔らかくすれば、もっとモテるかもしれないわよ?
北沢志保
別にいいです。そういうの興味ないですから。
水瀬伊織
ふふっ。私はあんたのそういう所、好きだけどね。
水瀬伊織
でも、いい? ここがお店の未来を左右する分水嶺かもしれないのよ?
北沢志保
なんの根拠もないじゃないですか、それ。
水瀬伊織
私……あんたが働かせてほしいって言った時、とても嬉しかったのよ?
北沢志保
え?
水瀬伊織
こんなちっぽけなお店でも好きになってくれる人がいるんだって、心が温かくなったりもしたわ。
北沢志保
店長……。
水瀬伊織
あんたとも出会えたのに……。このままじゃ私……。
北沢志保
……はぁ。今回だけですよ?
水瀬伊織
あらそう? じゃあ早速これを着てちょうだい!
北沢志保
……やられた。ついシリアスの空気に当てられて……。
水瀬伊織
さてと、あとは接客ね。覚悟しなさいよ?
北沢志保
なんの覚悟ですか!? ちょっと待っ……
北沢志保
――その日、私は伊織店長直伝の接客術を叩き込まれた。
北沢志保
――次の日。
北沢志保
やっぱり誰も来ないですねっ。これじゃ披露する機会もありませんにゃ☆
水瀬伊織
色々失敗ね……これ。
北沢志保
もう、この変な口調やめていいですか?
水瀬伊織
じーっ。
北沢志保
な、なんですか。じろじろ見て。
水瀬伊織
その格好、様になってるじゃない。いっそ制服に……
北沢志保
絶対にイヤです!

(台詞数: 50)