二階堂千鶴
…以上、このブースからは二階堂千鶴がお送り致しましたわ。ごきげんよう!
二階堂千鶴
あ、こら!キリンさん、帽子返しなさい!
二階堂千鶴
収録はこれで終了でしたわね?スタッフさん、お疲れ様でしたわ。
二階堂千鶴
けどこの動物園、随分人が少ないんですのね。せっかくセレブのお出ましというのに。
二階堂千鶴
へ、貸し切り?随分予算がおありですのね、この番組…スポンサーがいる?
二階堂千鶴
それはそれは。気前のいいスポンサーですこと。…挨拶?わたくし1人でですの?他のメンバーは?
二階堂千鶴
わたくしをご指名ですの。ならばセレブらしく優雅に伺いますわ、おーっほっほっほ!…ゲホッ。
二階堂千鶴
失礼しますわ、二階堂千鶴と…って、あなたは!?
二階堂千鶴
…珍しい動物はご覧になれまして?アイドルが見たいのなら劇場の貸切をオススメしますわ。
二階堂千鶴
一体どういうおつもりですの。この間のお詫び?何を詫びるおつもりですの?
二階堂千鶴
言ったでしょう?わたくし、あの程度の事では何とも思いませんわ。
二階堂千鶴
嫌味や皮肉に耐えてこそ、真のセレブ!そうでしょう?
二階堂千鶴
では、失礼しますわ。どうぞお達者で…この後?そうですわね、優雅にカフェにでも行こうかと。
二階堂千鶴
けっこうですわ。デートでしたら生憎ともう予約で埋まっておりますの。…え、何ですの?
二階堂千鶴
…ええ、そう言いましたわね。嫌な方のいるオーディションでも我慢してお付き合いすると。
二階堂千鶴
ですがそれはあくまでも…番組スポンサーの命令、プロデューサーの許可もある?
二階堂千鶴
…随分と強引ですのね。テレビ局にいるお偉方そっくりですこと。
二階堂千鶴
お付き合い致しますわ。せいぜい優雅なエスコート、お願いしますわよ?
水瀬伊織
あんのバカプロデューサー!何が「伊織は虎になれ」よ、単なるコスプレじゃない!
野々原茜
まあまあいいじゃん。似合ってたよソレ。カワイイ茜ちゃんにはちょーっと負けてるけど。
水瀬伊織
あんたの勝ちでいいわよこんなの!何で私達だけこんな格好なんだか。さっさと着替えてくるわ!
野々原茜
ええ〜勿体無いよ。せっかくだしさ、記念撮影しよ?
水瀬伊織
冗談止めてよね、こんなの万が一家族にでも見られたら…
水瀬伊織
って、あれはお兄様、何で!?え、一緒にいるのって…
野々原茜
お、どしたの?ありゃ、ちづるん随分カッコイイ人と。誰だろね?
野々原茜
え?でも待ってよ、アイドルがデートだなんて、これってもしかしてスキャンダル?
水瀬伊織
(どういう事?プロデューサーの話じゃ、千鶴が断ってそれでおしまいになったって。)
水瀬伊織
(お父様ももう何も言わなかったわ。お兄様も黙って従ってるものと思ったのに。)
水瀬伊織
(お兄様、どうして?)
野々原茜
…ねえいおりん。何でか知んないけどシリアスモード入ってるとこ悪いんだけどさ。
野々原茜
そろそろ着替えない?茜ちゃんのコレね、着ぐるみっぽいけど案外寒くてね。
水瀬伊織
(そんな、まさか…本気で千鶴を?嘘よね?)
野々原茜
おーい?あのね、コレ動きやすさ優先なの、防寒対策してないの、分かる?ねえってば!
野々原茜
(続く)
(台詞数: 34)