昨日の君が描いた君
BGM
キミがいて夢になる
脚本家
不明
投稿日時
2014-12-30 20:34:31

脚本家コメント
こうしてまた一つ過去をでっち上げていく…。
しまった…(ー ー;)最後の亜利沙の一人称間違えました。

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松田亜利沙
「ふええ…、すごいですね。春香さんのファンばっかりですよ〜。」
天海春香
「そんな事ないよ、亜利沙ちゃんのファンもいっぱいいるよ?ほら。」
松田亜利沙
「ありさなんてまだまだです〜。春香さんに比べたら人数も少ないですし…。」
天海春香
「ふふっ、関係ないよ、百人でも一人でも。私達は一生懸命、全力でやるだけ。
天海春香
たった一人でも見に来てくれる人がいるならそうしなきゃ。
天海春香
そうすればきっとまた来てくれる…その次は二人で来てくれるかもしれない。
天海春香
そうやって…どんどん繋がっていくんだよ。」
松田亜利沙
「なるほど…流石です、勉強になります!」
天海春香
…たまにこうやってイベントが始まる前に客席を覗く。
天海春香
よく知った顔、初めて見る顔、友達同士やカップル、本当に色々だ。
天海春香
そして会場に一人で来ている女の子を見つける。
天海春香
そんな子を見つける度に思い出す事がある…。
天海春香
…今よりも全然、小規模な会場で来てくれる人も少なかったあの頃。
天海春香
そこに見に来てくれた…私より少し年下の女の子。
天海春香
かわいい…けど、なんかおどおどしてる…。そんな印象だった。
天海春香
イベントも終わりその帰り際、その子が私のところに来てくれた。
天海春香
そして一言『感動しました。』と…。
天海春香
おどおどした感じはそのままだったがその目はキラキラしていた。
天海春香
嬉しくなる。ぎゅっと手を握り『また来てね』と伝える。
天海春香
…なんだかすごい照れていた。
天海春香
それからその子はちょくちょく来てくれるようになった。
天海春香
『あ、髪の毛結んだんだ。そっちの方が可愛いよ。』
天海春香
見る度に外見も内面も変わっていった。なんだか楽しそうだ。
天海春香
いつからか私もその子を見るのが楽しみになっていた。
天海春香
そして何回かのイベントの後、いつものように来たくれたその子。
天海春香
でも、なぜだろう…心なしか緊張しているようだった。
天海春香
ふう…と、何度目かの深呼吸。そして…
天海春香
『春香さんに出会えて私の人生はキラキラしたものになりました。
天海春香
私もいつか春香さんみたいなアイドルになりたいです。』
天海春香
その子はそう言って手紙をくれた。
天海春香
もらった手紙には自分のアイドルに対する想いと私に対する想い。
天海春香
純粋で、真っすぐで、直接心に届いてくる…とても強い気持ち。そして…
天海春香
なんとなくその子の事を気にかけていた理由がわかった。
天海春香
この女の子はそう、アイドルを目指していた頃の…いつかの私そのものなんだ。
天海春香
私はその子に伝える。…まるで昔の自分に伝えるように。
天海春香
『大丈夫、願い続けてれば…きっと叶うよ。』
天海春香
その時のその子の笑顔は今も心に刻まれている。
天海春香
………。
天海春香
懐かしいな…。
天海春香
出会った人に少しでも幸せな時間を過ごしてもらいたい。
天海春香
私がアイドルでいる…理由。
天海春香
あの頃を思い出す度、何度でもその気持ちに戻してくれる。
天海春香
本当に…感謝している。そしてその時もらった手紙…。
天海春香
なんとなく元気が欲しい時とか、壁にぶつかったりした時に
天海春香
今だに引っ張りだして読み返す事があるのだけれど…。
天海春香
ふと、横目で隣を見る。
松田亜利沙
「はうう…こんな私のために来てくれてるんだから…頑張らなきゃ…。」
天海春香
ふふっ…。
天海春香
その事は…本人には内緒だ。

(台詞数: 49)