我那覇響
はいさーい。ああ暑かった、もう汗だくだぞ。
我那覇響
汗で気持ち悪いな、シャワー浴びよっと。へへっ、劇場はこういうのがあるから助かるぞ。
我那覇響
ピヨ子、タオルある?ありがと。よし、それでは、と。
我那覇響
ん……え、え、え??
我那覇響
ぷぷぷプロデューサー!?な、なんで?今の時間ピヨ子しかいないはずじゃ。
我那覇響
外回りからの帰り?汗かいたからシャワー浴びてた。そ、そっか。ゴメン…
我那覇響
ってうぎゃー!いつまでそのかっこでいるんさ、早く前隠して、てかドア閉めて!
我那覇響
ああびっくりした。もう、気を付けなよ?ほんとプロデューサーはヘンタイさんだな。
我那覇響
自分だからまだよかったんだぞ、これが伊織か律子なら通報されても文句言えないんだからな?
我那覇響
これに懲りたらきちんと鍵かけてから着替える事…え、な、なんだよ…見たのかって?
我那覇響
う、うう。それは、その。そりゃ、あれだけあけっぴろげにしてればチラッとぐらいは…
我那覇響
…って!何言わせるんさ、このヘンタイプロデューサー!そういうのはセクハラだぞ!
我那覇響
いや、そりゃいきなりドア開けたのはこっちだけど。うう…
我那覇響
動物で慣れてるんじゃないか?何言うんさ、人間と動物じゃ全然違うし…え?
我那覇響
象はどうだった…?
我那覇響
……ぷっ!あ、あはは!プロデューサー、見栄張り過ぎだぞ、象って。あれが象って!
我那覇響
ご、ごめんツボに入った。象って。くくっ、お腹痛いぞ、勘弁してよプロデューサー…
四条貴音
騒がしいですね。響?いかがなさったのです、そんなに笑い転げて。
我那覇響
あ。え、えっと。な、なんでもないぞ。
四条貴音
まさか。あれほど大騒ぎなさっていたではありませんか。あなた様、一体どういう…?
我那覇響
あちゃあ。ごめん、プロデューサー…
四条貴音
ふむ。脱衣所で着替えていると、響が入ってきた…鍵は掛けるようあれほど申しましたのに。
四条貴音
その後言った言葉で響が爆笑した。一体何を申されたのです…なんと!?
四条貴音
…響。
我那覇響
う。ご、ごめん。貴音はこういうノリ嫌いだよね。
四条貴音
問題はそこではありません!なんという失礼な発言をなさったのです、謝りなさい。
我那覇響
え?いやでも最初にセクハラ発言したのはプロデューサーだぞ、お互い様じゃない。
四条貴音
……響。このようなたとえ話を持ち出すのは不本意ですが。
四条貴音
もし、もしもですよ。仮定の話、千早や瑞希が自分の胸を自慢してきたらどう思います。
我那覇響
えっ!?
四条貴音
「胸が大きいと肩が凝るわ」「下が見えにくいです、へるぷみー」(声真似)
四条貴音
…このような事を言ってきたらどうなさいます。先程のように笑い転げるのですか?
我那覇響
ま、まさか。もしそんな事言うならそれは多分、場を和ます為にわざと言ったんだろうし…
我那覇響
あ。そ、そっか。つまり、プロデューサーも…
我那覇響
ごめんな、プロデューサー?自分を落ち着かせようとわざと自虐したのに、あんなに笑って。
四条貴音
そういう事です。誰にでも身体的な悩みはあるものです、安易に笑うのは失礼なのですよ?
我那覇響
そっか。だよね、本当にごめんなさい…
我那覇響
けどやっぱり象は言い過ぎだと思うぞ、よく言ってせいぜいミミズの出来そこない…
我那覇響
あ。ご、ごめん。そうだよね、とんがりコーンぐらいはあったよね…
四条貴音
響!あ、あなた様。そう気を落とさないで下さいませ、そのような物では殿方の魅力は測れない…
四条貴音
…ぶふっ。と、とんがりこぉん…
四条貴音
……あ。
北上麗花
(夜)お疲れ様で〜す。汗かいちゃった、シャワー浴びて帰ろっと。家のは使えなくなってるし。
北上麗花
失礼しま〜す…え!?ち、ちょっと。プロデューサーさん、なんでいるんですか…
北上麗花
ご、ごめんなさい!すぐ出ますから。すみませんでした。
北上麗花
…
北上麗花
プロデューサーさんって、普通じゃない所もあったんですね。なのに私、いつも普通普通って。
北上麗花
どうも申し訳ありませんでした。これからは気をつけますね?
北上麗花
…ミニデューサーさん♪
(台詞数: 49)