福田のり子
ふっはっせい!よし、トレーニングはこんなもんかな?
福田のり子
今日の王者決定戦は強者揃いだから、手を抜くわけにはいかないからね…!
福田のり子
有香「押忍!本日のお相手、宜しくお願いします!」
福田のり子
うん、宜しくね〜!アタシは言っとくけど、強いよ?
福田のり子
有香「強弱は口では解りません。多くの攻撃を喰らっても尚、立ち上がるものこそです!」
福田のり子
えへへ、言われてみれば確かに♪んじゃ、控え室に戻ってと。
四条貴音
【控室】(ガツガツガツガツガツガツ)
福田のり子
…どゆ状況?
福田のり子
有香「…解りません、ただ、あの人の食べっぷりに皆さん唖然としてます…」
秋月律子
貴音、もうすぐ時間だから先に用意してなさい。
四条貴音
まぁ、もうそこまで迫っていたとは…解りました、暫しお待ちを。
四条貴音
(プシュ、ゴクッ…ゴクッ…ゴクッ…)
福田のり子
拓海「オイオイオイ」
福田のり子
漣「死ぬわアイツ」
秋月律子
ふふ、皆あの組み合わせを知らないようね。
秋月律子
まずは今飲んでる炭酸抜きコーラはね、エネルギーの効率が凄く高くて、スポーツ会においては、
秋月律子
愛飲する人が多くいるのよ。
福田のり子
へぇ、炭酸は骨を溶かすって聞いたけど、実は身体にいいんだ〜…
福田のり子
有香「し、しかし、あんな大量に物を口にしてしまったらまずいのでは?」
福田のり子
漣「くはは、試合中にバーンだな!」
秋月律子
貴音が食べたあのおじやとバナナ?あれもエネルギー吸収にいい速効性のあるものよ。
秋月律子
しかも梅干しも添えてあるから栄養バランスにいいのよ。
福田のり子
試合前にここまで食べる人なんていないし、全部平らげちゃうなんてななにもんだろ?
福田のり子
拓海「…貴音?おい待て!貴音ってあの美食家じゃねぇか!?」
福田のり子
海未「えぇ!?あの女神様が何故この大会に出場するのでしょうか!?」
福田のり子
巻緒「彼女は食べることが生き甲斐なのにわざわざ戦う必要があるのでしょうか?」
福田のり子
あ、あれ?みんななんでそこまで動揺してるの?もしかして、あの人、有名人?
福田のり子
有香「ですね、動揺するのもおかしくありません。食において無の境地と呼ばれるくらいですが」
秋月律子
あらあら、試合前だって言うのに目をつけられちゃってるわね?貴音。
四条貴音
………
四条貴音
皆の衆、何にざわめいているかはお察し致しますが、私は力を求めているのではありません。
四条貴音
私はあくまで「食」のため。試合前の補給、試合後の体力増加。
四条貴音
戦いに通じて知る食べることを追求するために、訪れただけ。言わば普通の一般人に過ぎません。
四条貴音
美食家、女神様と呼ばれた程度で怯えているようでは、貴殿方は格闘家でしょうか?
福田のり子
拓海「てめぇ…生意気ほざきやがって!今ここでブッ飛ばしてやる!」
福田のり子
漣「おうおう、オレの獲物だぜ?コイツに恐ろしさを知って貰わなきゃなぁ」
福田のり子
海未「…納得いきません。葬る覚悟はありますね?」
福田のり子
わーわーみんなやめたげてよぉ〜!
四条貴音
…いいでしょう、律子、申し訳ありませんが。
秋月律子
まぁしかたないか。試合開始前には来てね?じゃ。
四条貴音
まとめてお相手して差し上げましょう。私の、肩慣らしをさせてくれる方達よ。
福田のり子
…アタシは、初試合だっていうのにとんでもない人と出会ってしまったらしい。
福田のり子
食べることだけにやってきた妙な人…けど、実力はベテラン級であった。
福田のり子
この事故(?)は後に【控室女神様乱闘事件】として記事に掲載されたという。
福田のり子
え?アタシ?アタシと有香ちゃんはただの観客、あはは。
(台詞数: 45)