七尾百合子
こんばんは、ワトソン諸君!
七尾百合子
七つのしっぽがある脳細胞を持つ女、七尾百合子です。
四条貴音
紗代子、誕生日おめでとうございます。
高山紗代子
ありがとうございます。貴音さん。
七尾百合子
今回の謎はこちら!
七尾百合子
ババン!
七尾百合子
見せかけの優しさに隠された罪を探れ!
高山紗代子
はぁ、前々から言っているのになかなか治らないなぁ、百合子の独り言。
四条貴音
良いではないですか。これもまた、七尾百合子です。
七尾百合子
今日は12月29日。
七尾百合子
そう、高山紗代子さんの誕生日です!
七尾百合子
バースデーライブにはたくさんのファンが集まり、会場をvividなcolorに染め上げます!
七尾百合子
事務所からは、可憐さんと環ちゃん、それに千早さんが会場にお祝いにかけつけました。
七尾百合子
可憐さんはペパーミントのアロマオイルを、
七尾百合子
環ちゃんは、こぶんとハリ子と一緒に遊ぶ約束を、
七尾百合子
そして、千早さんはクラシックへのご招待と、三人の得意なことで紗代子さんをお祝いしました。
四条貴音
それでは、私からはこれを差し上げるとしましょう。
高山紗代子
これは……二重郎の替え玉無料券……えーっと……。
四条貴音
ふふふ、じょーくは得意なのです。本当のぷれぜんとは後程。
七尾百合子
しかし、今回の謎はこの三人のプレゼントのある共通点を狡猾に利用し、仕組まれたのです。
四条貴音
共通点……くらしっくは食べ物ではありませんが。
高山紗代子
ハ、ハリ子も違います!
七尾百合子
ペパーミントのアロマ、こぶんとハリ子と環ちゃんと遊ぶこと、クラシック……分かりますか?
七尾百合子
ここで名探偵の鉄則その5!事実の向こう側へ!
七尾百合子
これら3つを受け取った紗代子さんがどうなるかを考えれば、自ずとと真実が現れます。
七尾百合子
そう!すべて紗代子さんをリラックスさせようとしているのです!
七尾百合子
ばばばばーん!
七尾百合子
今回の謎を仕組んだ犯人、仮にPとしましょう。実はPはある罪を既に犯しています。
七尾百合子
そして、その罪から少しでも逃れるために3人へプレゼントのアドバイスをしたのです。
七尾百合子
それでは、罪とはなんでしょうか。ここにエージェントPIYOより入手した証拠写真があります。
高山紗代子
これは……空っぽの紙袋?……っ!このマークは!
七尾百合子
なんと、Pは事務所の冷蔵庫にあった紗代子さんお気に入りのたい焼きを食べつくしたのです!
七尾百合子
デデドン!
七尾百合子
そう、Pは紗代子さんの怒りを少しでも抑えるために、リラックスさせ懐柔を図ろうとしたのです。
七尾百合子
そうとも知らず、紗代子さんはライブ後にPの呼び出しに応じ花束を受け取ります。
七尾百合子
渡された花束は「白いフランネルフラワー」、花言葉は「誠実」
七尾百合子
Pは紗代子さんのたい焼きへの「誠実」な想いを知りながら、いやしい罪を犯してしまったのです。
高山紗代子
……
四条貴音
高山紗代子、罪を憎んでも人を憎んではなりません。
四条貴音
北海道産の粒あん、最高級のかすたーど、実に美味でした。憤怒の感情に囚われるのは分かります。
四条貴音
しかし、とっぷあいどるになるにはそれらを赦す強さも必要なのです。
高山紗代子
貴音さん……
高山紗代子
貴音さん……どうして美味と知っているんですか?
四条貴音
……
四条貴音
……とっぷしーくれっとです。それでは。
高山紗代子
ちょっと、貴音さーん!こんなプレゼントはいりませーん!
七尾百合子
さすがタカネーティ教授、誰もできないことを平然とやってのける……。
七尾百合子
あれ?じゃあ、私の推理って……。
七尾百合子
……。
七尾百合子
め、名探偵七尾百合子!七つのしっぽの脳細胞に解けない謎はない!続く!
(台詞数: 50)