チャンピオンの決意
BGM
TOWN_RMX
脚本家
平沢ヒラリー
投稿日時
2016-09-15 01:19:21

脚本家コメント
TRUST様よりお題提供作品。もうちょい練ってから書くべきでした。

コメントを残す
四条貴音
ごちそうさまでした。真、美味でしたよ。
佐竹美奈子
お粗末様でした。デザートは杏仁豆腐と胡麻団子ですけど、どっちから食べます?
最上静香
頼もうっ!
四条貴音
おや、これは静香。いかがなさったのです。
最上静香
…貴音さん、これを。
四条貴音
はて、なんでしょうか…これは、左封じ。
最上静香
覚えていますか、わんこそば大会に参加した時の事を。
最上静香
あの時私は、貴音さんの前に手も足も出なかった…星梨花が、応援してくれていたというのに!
四条貴音
静香…
最上静香
あの日から私は変わりました。全てを捨てて、鬼になった。もう二度と、あんな思いはしたくない。
最上静香
星梨花が私の前で「貴音さんすごいです!」なんて他人を褒めるのを見るなんて思いは…っ!
四条貴音
…美奈子、大釜に火を入れなさい。そして、うどんの準備を。
佐竹美奈子
えっ!?で、でも貴音さんはたった今、満漢全席を完食したばかりで…
四条貴音
…以前、のり子と2人でとある競技のびでおを見た事があります。
四条貴音
その時、画面の中の王者はこう申しておりました。
四条貴音
『いつ何どき、誰の挑戦でも受ける』と。
佐竹美奈子
いやそれ何の関係が…って、のり子何のビデオ見せたの!?
四条貴音
アイドルとしてのわたくしはまだまだ修行中の身。王者などとはとても呼べない存在です。
四条貴音
ですが。食べる事に関しては他人よりも些か長けていると自 負しております。
佐竹美奈子
そりゃまあ、アンジェラさんが「危うく本気出しそうになった」なんて言ってましたけど。
四条貴音
覚えておりますよ。その時こうも言われました、その身体のどこにあの量が入るのかなどと…
四条貴音
誰がお尻ちんですか!
佐竹美奈子
言ってませんよ!?
四条貴音
ともあれ。わたくしは食べるという事に関しては、誰にも譲る気は無いのです。
四条貴音
ならばこそ、どのような形での挑戦でも受けなくては。あの西口ぷろれすの選手のように…
佐竹美奈子
のり子と何見たんですか?
佐竹美奈子
…はあ。まあいいですけど。無理だけはしないようにして下さいよ?
四条貴音
無論ですとも。さ、早く準備をお願い致します。
最上静香
星梨花、見ていてちょうだい。必ず勝って、リングの上であなたの名前を呼んであげるからね…
佐竹美奈子
(はあ、弱ったなあ。ウチが中華だって事、いつになったら覚えてくれるんだろ。それに…)
佐竹美奈子
(よく勘違いされるけど、ウチは量が多くて安いだけで、食べ放題じゃないんだよね。)
佐竹美奈子
(気付いてないのかな。わんこそばのノリで食べてったら、とんでもない料金になるって。)
佐竹美奈子
佐竹美奈子
(まあいっか。ここんとこ売上ちょっと伸び悩んでたし。2人ともやる気満々だしね。)
佐竹美奈子
…お待たせ。とりあえず10玉ずつ用意したよ、順に茹でてくから。準備出来たら言ってね?
最上静香
私はいつでもいいですよ。
四条貴音
こちらもです。静香、王者の影を踏む事が容易いなどとは思わぬよう。
最上静香
分かっています。さあ、始めましょう?
四条貴音
承知しました。では…いざ、参りますっ!

(台詞数: 39)