貴音と志保の距離
BGM
TOWN_RMX
脚本家
りんりんりん世
投稿日時
2016-05-10 05:36:26

脚本家コメント
1日1志保

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北沢志保
はぁ…はぁ…っ!
四条貴音
北沢志保…今日はこの位にして、帰宅すると致しましょう。
北沢志保
い、いえ…!私、もう少しやっていきます。
四条貴音
…少々、無理をしている様に感じます。昨日も遅くまで、一人練習していたのでしょう?
北沢志保
ええ、まあ…。でも、折角四条さんと一緒にステージに立てるんです。だからもっと頑張らないと…
四条貴音
北沢志保…。昨日は良く眠れましたか?
北沢志保
えっ?ま、まあ…ぼちぼち…。
四条貴音
顔に、疲れが見受けられます。今日はもう帰って、ゆっくり休むのです。
北沢志保
で、でも…!私、こんなんじゃまだ…!四条さんに迷惑は、絶対に掛けたくないので…。
四条貴音
少し、勘違いをしているようですね…。
北沢志保
勘違い…?
四条貴音
ええ…。今一緒にれっすんに励んでいる相手は誰ですか?
北沢志保
それは…四条さん…ですけど…。
四条貴音
ええ。それは、貴女が憧れていた四条貴音でも、事務所の先輩にあたる四条貴音でもありません…。
四条貴音
ましてや、あなたが背を追いかける相手でもありません。
北沢志保
それは、どういう…。
四条貴音
次に、肩を並べて共にすてーじに立つ、同じあいどるの仲間です。
北沢志保
四条さん……。
四条貴音
そこに経験の差や、技量の差は関係ありません…。
四条貴音
ですから、貴女が残るなら私も足並みを揃えたいのです。しかし、今日はなりません…。
四条貴音
何事にも真っ直ぐ、真摯に向き合えるのは志保…あなたの立派な長所です。
四条貴音
しかし…そうした時、周りが見えなくなるのは、致命的な弱点でもあります。
四条貴音
事実、今迄のれっすん、私と並んでぱふぉーまんすをする事、よく考えておりましたか?
北沢志保
……私、四条さんに相応しくなれるように、幻滅されないようにってそればっかりで…。
四条貴音
私は、それが少々寂しかったのです…。同じすてーじに立つ仲間として、もっと私を見て欲しい…
四条貴音
そうすればきっと…私達二人だからこそできるすてーじになります…。
北沢志保
そう、ですよね…。私、四条さんとステージに立てるのが嬉しくて、浮き足立ってたみたいです。
北沢志保
でも、それだけじゃだめなんですね。四条さ…いえ貴音さん。ありがとうございました。
四条貴音
ふふ…。あなたにはやはり、笑顔が似合いますよ。ぎゃっぷ萌えを感じました。
北沢志保
無理してそういう言葉使わなくてもいいですから…。
四条貴音
む、無理などしておりません!だまに無礼な発言があるのも貴女の悪いところですよ!
北沢志保
いいじゃないですか。だって私達、仲間なんですよね?
四条貴音
くっ…。少々あなたを甘く見ていたようですね…。一本取られました。
北沢志保
貴音さんのそういう所、すごく可愛いなって思いますよ。
四条貴音
あ、あなたと言う人は!これは少し、お灸を据えておく必要が……
北沢志保
ほらほら、帰り支度してください。もたもたしてると置いていきますよ。
四条貴音
なっ…!くぅ…。少々お待ちを…。
四条貴音
そうです。志保、近くに真芳しい香りを放つらぁめん屋があるのです。一緒に行きませんか?
北沢志保
こんな遅くにラーメンなんてダメですよ!私のお弁当の残りがあるのでそれで我慢して下さい。
四条貴音
そ、そんな!それはいけずです…。やはりれっすん後にはらぁめんを……
四条貴音
あっ!待って下さいまし!志保!あなたとはもっと深く語り合う必要が……っ!

(台詞数: 41)