二階堂千鶴
それでですね、この時のコロちゃんと来たらもう。
三浦あずさ
あらあら。ふふ、千鶴ちゃんは本当にロコちゃんが好きなのね。
二階堂千鶴
まあそうですわね。わたくしにとって事務所で一番可愛い存在かもしれませんわ。
四条貴音
一番という事であればわたくしは響を推しますが。
二階堂千鶴
あくまでもわたくしにとっては、ですわよ。あなたとは違うという事でしょう。
四条貴音
これは失礼。しかしたしかに千鶴は路子を可愛いがっておりますね。何か理由でもお有りですか?
二階堂千鶴
理由?特に考えた事もありませんでしたけど。そうですわねえ…
二階堂千鶴
わたくし、小さな頃姉妹に憧れておりましたの。お姉さんになりたかったのですわ。
二階堂千鶴
コロちゃんはまさに妹という雰囲気でしょう?それでかもしれませんわね。
三浦あずさ
何だか分かる気がするわ。私も子供の頃は妹が欲しいってよく思ってたもの。
三浦あずさ
それにロコちゃんみたいな元気で可愛い妹なら私も欲しいわ。きっと毎日楽しいでしょうし。
二階堂千鶴
コロちゃんはわたくしの妹ですわ。あなたには譲らなくてよ?
三浦あずさ
あらあら残念。それじゃ、誰に妹になってもらおうかしら。
四条貴音
ふむ。実際に妹を持つ身としては、さほどに良いものでは無いかとも思えるのですが。
二階堂千鶴
あら、そうなんですの。あなたは妹を可愛がってそうなイメージありますのに。
四条貴音
さほどでも。無論姉らしく振る舞うよう心掛けてはおりましたが。
二階堂千鶴
意外ですわね、響やエミリーあたりへの接し方を見る限りそうは思えませんけど。
三浦あずさ
実際の妹だとまた違うものなの?
四条貴音
それはたしかにありますね。それはそうと、おふた方…
四条貴音
大事な事を、お忘れではありませんか?
二階堂千鶴
何ですの?
四条貴音
時刻をご覧なさい、お昼時です。姉らしく振る舞いたいのであれば規則正しくあるべきかと。
二階堂千鶴
…要は、お腹が空いたという事ですわね?
四条貴音
よろしくお願い致します。あ、贅沢は言いませんがらぁめんであればなお嬉しいかと。
二階堂千鶴
はいはい分かりましたわよ、ちょっと待ってなさいな。まったく…
四条貴音
お待ちしております。そうそう、先程の話の続きですが、わたくしは逆に姉が欲しかったのですよ。
三浦あずさ
そうなのね。それはやっぱり実際にお姉さんだったから?
四条貴音
そうかもですね。世話を焼いてくれる存在、という物に憧れていたのかもしれません。
三浦あずさ
ふふ。面倒見の良いお姉さんに大勢出会えて良かったわね?
四条貴音
まことに。あ、無論あずさもお姉様に含まれておりますよ?
三浦あずさ
あらあら、どうもありがとう。そうね、貴音ちゃんみたいな綺麗な妹もいいわよね。
二階堂千鶴
ちょっと。喋ってばかりいないで少しは手伝って下さいません、お姉様?
(台詞数: 32)