真壁瑞希
四条さん、佐竹さん。実は私、超能力に目覚めたみたいです。
佐竹美奈子
超能力?
四条貴音
何とも面妖な…
四条貴音
何とも面妖な…そう言えば、世の中には「超能力アイドル」なる者もいる様ですが…
佐竹美奈子
あ! それならこの間のお仕事で一緒になったよ♪ スプーン曲げが特技なんだって♪
四条貴音
面妖な!
四条貴音
面妖な! では瑞希もその者と同じく「すぷぅん曲げ」ができる様になったのですか?
真壁瑞希
いえ、私の超能力は「サイコメトリー」です。物に触れる事で記憶を読む能力です。
佐竹美奈子
何だか難しそうだね。
真壁瑞希
例えば…
真壁瑞希
例えば…四条さんの昨日の晩御飯はラーメン二十郎の「ネギラーメン、ニンニクマシマシ」です。
四条貴音
お見事です、瑞希! 本当に記憶を読んだのですか?
真壁瑞希
はい。
佐竹美奈子
……
佐竹美奈子
……ねぇ瑞希ちゃん? それってプロデューサーさんも知ってるの?
真壁瑞希
いえ、まだ話していませんが…?
佐竹美奈子
それならさ、プロデューサーさんが毎日食べたいものもわかったりするよね⁉︎
真壁瑞希
多分、可能だと思いますが…
四条貴音
美奈子、どうしてその様な事を?
佐竹美奈子
決まってるじゃないですか♪ プロデューサーさんが食べたいものを私が毎日作るんですよ♪
佐竹美奈子
そうすればプロデューサーさんも、私好みの体に…!
四条貴音
己の欲望に忠実なのは美奈子の良いところですね。
真壁瑞希
わかりました。佐竹さんの気持ちに応えるために、真壁瑞希、プロデューサーの所に行ってきます。
四条貴音
〜それから数分後〜
真壁瑞希
只今戻りました。
佐竹美奈子
待ってたよ瑞希ちゃん♪
佐竹美奈子
待ってたよ瑞希ちゃん♪ それで、プロデューサーさんの今日のご飯は⁉︎
真壁瑞希
それが……
四条貴音
それが?
真壁瑞希
実家の料理が食べたいみたいです……
佐竹美奈子
……
四条貴音
……
真壁瑞希
軽いホームシックにかかってるみたいです。
四条貴音
…小鳥嬢にお願いして、プロデューサーに休暇を取る様にしてあげましょうか。
佐竹美奈子
うん……
(台詞数: 35)