四条貴音
ふふ、いかがでしょう…。雪と笹で雪うさぎをこしらえてみました。今にも跳ねていきそうです。
篠宮可憐
わぁ…可愛いです…。
四条貴音
ほら、可憐の手の上に…ぴょん。
篠宮可憐
(き、距離が近い…)
四条貴音
可憐?
篠宮可憐
い、いえ…。(わ、私も…)
篠宮可憐
貴音さんのために選んだ特別なチョコ、今なら渡せます。
篠宮可憐
う、受け取ってください…!お誕生日、おめでとうございます、貴音さん。
四条貴音
なんと!これは…
篠宮可憐
そのチョコ、バラの香りがするんですよ。今の私も同じ香りです。
篠宮可憐
あ、あの…バラは好きですか?
四条貴音
ええ、好きですよ。そういえば薔薇の香りが好きだと前に話していましたね。
篠宮可憐
はい、バラ…ローズの香りが一番好きで…落ち着くんです…。
四条貴音
そしてこのちょこれーとも、真、甘美な味わい…。
四条貴音
可憐、ありがとうございます。
篠宮可憐
(いざとなったらドキドキして…手が震えて…)
四条貴音
…可憐?少し震えているようですが大丈夫ですか?
篠宮可憐
だ、大丈夫、です…!ただ…
四条貴音
ただ?
篠宮可憐
貴音さんとチョコみたいに甘い時を過ごせたら…なんて。
篠宮可憐
わ、私…はしたないでしょうか?
四条貴音
可憐、そんなことはありませんよ。私も願わくばそのまま…
篠宮可憐
た、貴音さん!鼻血が出てます!チョコのせいかな…。
四条貴音
おや、これは失敬しました。いささか興奮してしまったようですね
四条貴音
しかし可憐、私は嬉しいですよ。可憐がその様に想っていてくれるなんて。
四条貴音
私は果報者ですね。愛する人にこんなにも想ってもらえていたのですから
篠宮可憐
そ、そんな大それたものでは…。
篠宮可憐
でも…貴音さんのこと、私は好きですから…喜んでもらえて、良かったです。
四条貴音
可憐!!
篠宮可憐
わぷっ!た、貴音さん!?…き、急に抱きついてきたので、びっくりしました…。
四条貴音
ふふっ、すみません。体が勝手に動いてしまって。
四条貴音
可憐は温かいですね。できることならずっとこうしていたいものです…。
篠宮可憐
私…こうされるの…好きかも…です。…てへへ。
(台詞数: 33)