横山奈緒
空腹は最高の調味料ってどう思う?
四条貴音
と、言いますと?
横山奈緒
いやな?それって作ってくれる人に対してどうなん?って思ってな
佐竹美奈子
はーい、チャーハンお待たせ〜
横山奈緒
おっ、ありがと
横山奈緒
ほんじゃ、いただきまーす
四条貴音
いただきます
佐竹美奈子
たーんと召し上がれ〜
横山奈緒
うまうま、あ、で、さっきの続きやけどな?
四条貴音
ああ、なんという美味な…おこげがまたたまりません…
横山奈緒
聞いとる?
四条貴音
もちろんです
佐竹美奈子
なんのお話?
横山奈緒
ああ、空腹は最高の調味料、ってどうなんって話
四条貴音
作り手の気持ちを考えると、いささか失礼ではないか、と感じますね
四条貴音
ですが、空腹とは努力の証、このように仕事の後の食事が美味しいのもまた事実
四条貴音
そう考えると、一概に失礼、とは言えないでしょう
佐竹美奈子
私は嬉しいけどなぁ
横山奈緒
なんで?(もぐもぐ
佐竹美奈子
だって、お腹を空かして私のご飯を待っててくれるんだよ?
佐竹美奈子
その分美味しいご飯を作ってあげなきゃ、って思うし
佐竹美奈子
お腹いっぱいになるまで食べて欲しくなるしね
四条貴音
なるほど、そのような考え方もあるのですね
横山奈緒
普段私らは食べてばっかりやしな
佐竹美奈子
えへへ、美味しそうに食べてくれるからこっちまで嬉しくなっちゃうよ
佐竹美奈子
って、もう餃子なくなっちゃったか
横山奈緒
うそぉ!?私まだ全然食べてないんやけど!
四条貴音
真、美味でした…
横山奈緒
ホンマ、貴音とご飯食べるときは油断ならへんな…
佐竹美奈子
ふふっ、それじゃあ新しく焼いてくるね
横山奈緒
こっちの準備の良さも油断ならへんな
四条貴音
食べるこちらとしては嬉しい限りではありませんか
横山奈緒
まぁな
佐竹美奈子
わっほーい!餃子、投入〜!
四条貴音
ふふ、食事が出来上がっていく様子や匂い、この時間もまた、幸せを感じます
横山奈緒
せやな、余計お腹が空いてしまうわ
横山奈緒
あ、そう考えると、空腹は最高のっていうのはこういうことなんかもな
四条貴音
そうなのかもしれません、気持ちが高揚し、待ち遠しく感じて
四条貴音
感謝の気持ちをこめ、口にする食事は、きっと魔法にかかっているのですね
横山奈緒
魔法か、かもしれんな
佐竹美奈子
餃子焼けましたよ〜!
横山奈緒
てことは、美奈子は魔法使いやな
佐竹美奈子
えー?なんの話?
四条貴音
とっぷしーくれっとです
横山奈緒
そうそう
佐竹美奈子
なにそれ、ふふ
横山奈緒
ほんじゃあらためて、いただきまーす!
四条貴音
いただきます
(台詞数: 48)