高木社長
男A/…ふうっ、五人前の特大ラーメン完食っと。おい、完食まで何分だった?
黒井社長
男B/開始21分ですぜ兄貴!30分以内に完食すればいいのに9分も残すなんて、さすがっす!
高木社長
男A/そうだろ、へへっ!このペースだと20分切るのも余裕だな!じゃあ大将、丼返すぜ。
高木社長
男A/あ?毎日のようにこのメニューを頼むのは勘弁して欲しいって…おいおい大将。
高木社長
男A/五人前の特大ラーメンを30分以内に完食したら代金返金…ってメニュー出してんのは
高木社長
男A/大将の方だろ?俺達は何も悪い事はしてねぇじゃねぇか、なぁ?
黒井社長
男B/そうだぜ大将。兄貴みたいな特大の胃袋を持つ客が挑んでるってだけの話だ。
黒井社長
男B/なのに客にそんな事言うのかい?ここはそんな横暴な店な…あぁ、わかりゃいいんだよ。
高木社長
男A/へへっ、そういう事だからよ、また明日も来るぜ。よろしく頼むな大将。
高木社長
男A/ここでタダ飯食ってんのも、胃袋鍛えてあのフードファイトに出て稼ぐ為だからな…ボソッ
黒井社長
男B/そうだ!フードファイトってのは一対一で食べた量を競う大食い競技なんだぜ!
黒井社長
男B/非公認だから賭けが出来て、全国の金持ち達が有り得ない金額を賭けてる賭場なんだってさ!
黒井社長
男B/要は、挑戦者は食ってるだけで金が入るんだ、文字通りこんなウマイ話はないだろ?ぐへへ!
高木社長
男A/馬鹿野郎喋りすぎだ!…大将は何も聞かなかった、いいな。じゃあ俺達は帰る…
四条貴音
御主人。このらぁめん五人前の特別メニュー、というものを注文しても宜しいですか?
高木社長
男A/あ?いつの間に隣の席に…(なんだこの女、すっげー美人じゃねぇか)
黒井社長
男B/(ちょー綺麗だ…)お、おいおい姉ちゃん。その大盛りメニューを頼むのか?
四条貴音
えぇ、先程貴方達が食していたらぁめんがあまりにも美味しそうだったので…何か問題でも?
高木社長
男A/そのメニュー、30分で完食出来なかったら5000円だぜ?それでもいいのかよ。
四条貴音
御心配には及びません。私、胃袋には中々の自信があるものですから。
黒井社長
男B/へっ、そうかいそうかい。後で吐いても知らねぇからなー。じゃあ兄貴、帰りま…
高木社長
男A/…大将、そのメニュー俺にももう一杯くれよ。いいだろ?
黒井社長
男B/え?もう一杯食うんすか兄貴!?さっきも食ったのになんでまた…
四条貴音
なんと、すぐにもう一杯食したくなる程美味なのですね…!わくわくします!
高木社長
男A/けっ、万が一でもこんな小娘に完食させられたら、将来フードファイトのチャンピオンになる
高木社長
男A/俺の名声に傷が付くじゃねぇか。もう一杯くらい余裕で完食してこそのチャンプだろ?
黒井社長
男B/おぉ…さすがっす兄貴!
四条貴音
ふーどふぁいとのちゃんぴおん、ですか…
四条貴音
ふーどふぁいとのちゃんぴおん、ですか…成る程。でしたらそこの貴方、ひとつ提案なのですが
四条貴音
私と時間内にこの五人前らぁめんを食べきった方が勝ち、という勝負をしませんか?
四条貴音
負けた方がこのらぁめんの二人分の御代金を支払う、というのは如何でしょう。
高木社長
男A/俺と勝負…?女のクセに大層な自信があるみてぇだが、やめた方が良いと思うぜ。
黒井社長
男B/そうだ!兄貴はこの五人前ラーメンを20分近くで食ったんだぜ!女に勝てるわけがねぇ!
四条貴音
成る程、五人前を二十分とは中々の健啖ぶりですね。でしたら私は…
四条貴音
成る程、五人前を二十分とは中々の健啖ぶりですね。でしたら私は…十五分で完食致しましょう。
高木社長
男A/……は?
黒井社長
男B/じっ、15分!?五人前だぞ?テメェふざけてんのか!
四条貴音
私は至極真面目な事を言ったまでです。あぁ、十五分という時間は私が勝手に設定したものなので
四条貴音
貴方は二十分でも三十分でも、お好きな時間で結構ですよ。完食したら貴方の勝ちという事で。
四条貴音
もちろん、私が十五分で完食しなければ私の負けで構いません…おぉ、そんな話をしていたら
四条貴音
らぁめんが出来上がったようですよ!なんと、神々しいお姿なのでしょう…じゅるり
高木社長
男A/この女っ…!俺を馬鹿にしてんのか!ふざけやがって…いいぜ、俺も15分で食ってやる!
高木社長
男A/ただし!お前が負けたら支払いだけじゃなく、俺達の言うこと何でも聞く!
高木社長
男A/それでもやんのか!15分で食うのかよ!あぁ!?
四条貴音
えぇ、負けたら貴方達の言う事を聞きましょう。そんな事より早く食しませんか?…じゅるりそ
高木社長
男A/ぐっ…今言った事忘れんじゃねぇぞ!おい、ちゃんと15分計っておけよな!
黒井社長
男B/へ、へい!わかりました…(女がこれを食える筈ねぇ…ぐへへ、この女に何させようかな~)
四条貴音
(小腹が空いたので仕事前に立ち寄って正解でした…!)それでは、ふーどふぁいと開始です!
(台詞数: 48)