星の夢の終わりに
BGM
addicted
脚本家
ワーロック
投稿日時
2015-10-17 15:20:39

脚本家コメント
雨の中、傘をささずに踊る人間がいてもいい。自由とはそういうことだ。
(『THEビッグ・オー』よりロジャー・スミス)

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四条貴音
ーー出張の里帰り…貴音との待ち合わせの約束をしていた。
四条貴音
その時期は地元の秋祭りがある。なんだかちょっとしたデート気分だ。
四条貴音
『待たせたな』
四条貴音
銀髪と着物…あれは貴音の姿だ。遠目で人混みに紛れていてもよくわかった。
四条貴音
……。
四条貴音
雨か……。
四条貴音
お天道様は気まぐれなものだな
四条貴音
お互いに傘の準備は出来ているが、今回ばかりは気象庁は予想外してもいいんじゃないかと思った。
四条貴音
───あなたは、今、見えていないだけです
四条貴音
……空を見上げながら、出張先でのプロデューサーの言葉を思い出した。
四条貴音
346プロ開催のシンデレラの舞踏会は、バラエティ溢れるものであった。
四条貴音
アイドルの文化も違うから新鮮で、何よりも華がある。
四条貴音
でも、何故だろう?心から笑えなかった。ここ(765プロ)との比較したのがいけなかったか…?
四条貴音
昔、ガンダムXを見ていた横で叔父が、初代ガンダムと面白さの比較について話をしていた。
四条貴音
こんなにかっこ良くて強いのに…当時の子供心に水を刺された気分になった。
四条貴音
今なら、叔父さんの気持ち…なんとなくわかるような気がしてきた。
四条貴音
これじゃあ、Power of Smileの理念にに反しているな。いけない、いけない
四条貴音
『今日は、月が見えそうにないな…イベントの時くらいは遠慮して欲しいんだけどな〜』
四条貴音
「プロデューサー、9周年ライブを覚えていますか?」
四条貴音
隣でそらを見上げながら貴音は言う。
四条貴音
『ああ、確かその日も雨だったか…』
四条貴音
「はい、天候に恵まれないのもふくめて、765プロらしさだと思いませんか?」
四条貴音
「その日を思い返してみれば、雨もまた悪いものではありませんよ。」
四条貴音
『……雲ばかりみていたら、ぼやけてしまうか…。』
四条貴音
あの日は、ライブを終えた後も外は大雨であったが、思い返せばそれほど悪いものでもなかった
四条貴音
参ったなこりゃ…楽しめない原因は自分にあったみたいだ。
四条貴音
これは場所や時間が変わってもまた、好きになる
四条貴音
貴音のことを・・・
四条貴音
さぁ、あなた様…参りましょう。
四条貴音
ある食べ物が伸びてしまいますよ。
四条貴音
……。
四条貴音
ーー空ばかりをみていたら、地上の星がぼやけてしまいそうだ。
四条貴音
今日の雨は祭りが終わるまで降り続けていた。それでも時間は進んでいく。
四条貴音
765プロの時間は
四条貴音
再び時を刻む

(台詞数: 35)