四条貴音
パチンッ!
黒井社長
箱崎父「き、貴様・・・今、誰に何をしたか、わかっているのか!?」
黒井社長
箱崎父「恥を知れ!!」
四条貴音
いいえ、それはこちらの台詞です
四条貴音
貴方のほうこそ、恥を知りなさい!!!
四条貴音
子供達の宴席に来て、水をさすだけでなく、このような醜態を晒すなど
四条貴音
大人の風上にも置けません!
黒井社長
箱崎父「なんだと!?」
黒井社長
箱崎父「こうなったら、エミリーも置いておけないな、こっちにきなさい」
エミリー
はい・・・
エミリー
(私・・・星梨花を追いかけなくちゃ・・・でも・・・)
四条貴音
エミリー、いいのですよ
エミリー
貴音さま・・・
四条貴音
わたくし達の事は気にせず、箱崎星梨花を追いかけても、いいのですよ
四条貴音
エミリー、箱崎星梨花は、大切な家族なのでしょう?
エミリー
はい・・・・!!お父さん、すみません・・・私、行ってきます!!
黒井社長
箱崎父「こら!ちょっと待ちなさい!!」
黒井社長
箱崎父「私の言う事を聞かないとどうなるのか、わかっているのか!!?」
四条貴音
いいですか、箱崎星梨花の父上殿・・・
四条貴音
彼女達は、貴方の所有物ではありません
四条貴音
特に箱崎星梨花の事についてのみ、その所有欲が顕著になっているようですが・・・
四条貴音
確かに、貴方の杞憂する様に、彼女達はまだ、右左も分からぬ、未熟な子供です
四条貴音
ですが・・・それ以前に、箱崎星梨花は、自分で考え、選択し、行動する
四条貴音
一人の立派な人間なのです!
黒井社長
箱崎父「・・・」
四条貴音
父上殿の娘を大切に思う気持ち、わたくしにも、痛いほど伝わってきました
四条貴音
ですが、娘を本当に大切に思うならば・・・
四条貴音
娘の意思を尊重して、見守ってあげるというのが
四条貴音
父親の役目なのではないでしょうか!?
四条貴音
可愛い子には旅をさせよ、という諺もありますし、ふふふ
黒井社長
箱崎父「はぁ・・・」
四条貴音
あずさ「あらあら、お父様、溜息を吐いていたら幸せが逃げていきますよ?」
黒井社長
箱崎父「まったく・・・さっきの平手、大分効いてきたようだ・・・目が覚めたね」
黒井社長
箱崎父「四条貴音、君の名前はしっかり覚えておく」
黒井社長
箱崎父「それでは、私はもういく!!」
黒井社長
箱崎父「その・・・今日は、色々台無しにしてしまってすまなかったな・・・ボソ」
黒井社長
最上父「なんだって?声が小さくて聞こえねえや」
エミリー
静香「お父さん!!」
黒井社長
箱崎父「うるさい!!こんな黴臭い店、二度と来てやらないからな!!」
黒井社長
ガラガラガラ・・・バタン
黒井社長
最上父「たくっ・・・またこいよ!!」
エミリー
ロコ「それより、セリカの事も心配ですが、エミリーの事も心配です!」
エミリー
ロコ「二人共、ここらへんの土地に、精通しているわけではありませんから!」
四条貴音
翼「わたしもみちこパイセンと同感・・・心配だよ」
四条貴音
志保「二人が走っていった方を重点的に、手分けをして、探しませんか?」
エミリー
百合子「そうだね、今なら、まだ遠くへはいけてないはずだから・・・」
四条貴音
あずさ「そうね～、わたしも行くわ～!!」
エミリー
可奈「あずさ先生はお願いですから、ここに残っていてください!!(真顔)」
(台詞数: 48)