我那覇響
それで、イヌ美がまた自分を起こしてくれてさー
四条貴音
響、自分で起きないければいけませんよ
周防桃子
\ガチャ/
我那覇響
ん、桃子じゃないか
我那覇響
どうしたんさー?
四条貴音
あまり、機嫌がよくないように見えますが
周防桃子
…別に!なんでもないよ
我那覇響
そういえば桃子、ジュリアの家にお世話になってるって聞いたぞ
我那覇響
どう?もう慣れた?
周防桃子
……
我那覇響
あ、あれ?自分、なにか変なこと言っちゃったかな?
四条貴音
なにかあったのですか?
周防桃子
なんでもないってば
四条貴音
皆、心配しているのですよ
周防桃子
心配したってどうしようもないでしょ、何かできるわけでもないのに
周防桃子
みんな、桃子のことに首つっこみすぎ
我那覇響
で、でも!本当にみんな心配してて、力になりたいって思ってるんだぞ!
四条貴音
そうですよ
四条貴音
私も、機会があればぜひ、おすすめのらぁめんの店に連れて行こうと思っています
我那覇響
桃子に貴音のおすすめのお店はキツイと思うぞ…
四条貴音
なんと…量も多く、おすすめなのですが…
周防桃子
…ねぇ、響さん
我那覇響
ん?
周防桃子
もし、響さんのペットが家出しちゃったらどうする?
我那覇響
え?
我那覇響
そうだなー…やっぱり心配になるかな
我那覇響
だいたいは自分と喧嘩しちゃったことが原因だから、どこが悪かったのかな、って考えたり
我那覇響
でもまずは、探しに行くかな
我那覇響
大切な家族だからね
我那覇響
家族は誰一人欠けちゃいけないと思うぞ
四条貴音
どんなに遠く離れていても、家族
四条貴音
心は常につながっています
四条貴音
それが、桃子のご両親の立場なら、なおさら強く、家族の大切さを感じていることでしょう
四条貴音
桃子がなぜ家を出てしまったのか、自分を責めているのかもしれません
四条貴音
今一番近くにいるジュリアも、その理由を話してくれることを望んでいるかと
周防桃子
………
周防桃子
………桃子ね、アイドルになる前は子役やってたの
周防桃子
ママが事務所に応募して、合格して、それで始めたの
周防桃子
最初は面倒臭いなーとか思ったけど、お仕事して、ママに褒められて、頑張ろうって思って
周防桃子
その時はそれだけで嬉しかったの
周防桃子
でも、お仕事し過ぎて体調崩しちゃったことがあってね
周防桃子
そのせいでパパとママが喧嘩しちゃって
周防桃子
その喧嘩で、桃子のお仕事をストップすることにしたの
周防桃子
それから、ママとパパが仲悪くなっちゃって
周防桃子
ママがよく出かけるようになって、パパの帰りが遅くなって
周防桃子
桃子がお仕事やめちゃったせいだと思ったの
周防桃子
だから、子役は無理かもしれないけど、アイドルなら似たようなものかなって思って
周防桃子
だからアイドルになろうとしたの
周防桃子
でも、お仕事しても2人はあんまり変わんなくて、どんどんお家の中にいるのが嫌になってね
周防桃子
…だから、家出したの
(台詞数: 50)