北沢志保
可奈『レーダーに反応、識別グリーン。友軍機6機。』
北沢志保
三沢と横田の部隊か。要激任務完了の報は行った筈だが……。
横山奈緒
『志保ー、寂しかったやろー?応援に来たったで!』
北沢志保
「今更来て、どうするんですか。横田基地はおおらかですね。」
横山奈緒
『何や、イキナリご挨拶やな』
北沢志保
『時間と燃料の無駄の抑止を進言しただけです。」
横山奈緒
『っかー、やっぱ百里のエース様は、言うことが違いますなー。」
北沢志保
「いえいえ、横田のエース様に出過ぎた口をききまして。」
横山奈緒
『よっしゃ志保、百里に帰る前にウチ寄ってき。一遍シメたるさかいな。』
四条貴音
『二人とも、相変わらず仲が宜しく何よりですが……』
北沢志保
「失礼しました、四条一尉。」
横山奈緒
『何やこの差は』
四条貴音
『北沢志保、経過報告を。』
北沢志保
「失礼しました。一五三五時、無人機4機と会敵、一五三七時、全機撃墜完了しました。」
横山奈緒
『げ、2分で4機墜としたんか。あり得へん事を……』
四条貴音
『真、北沢志保は良き腕前ですね。』
北沢志保
「い、いえ、一尉には及びもしません……」
四条貴音
『ふふ、貴音で結構ですよ』
北沢志保
「あ、はい……」
横山奈緒
『おかしーなー、何やろなこの態度の違いは。』
北沢志保
「気のせいじゃないですか。」
横山奈緒
『……………』
横山奈緒
茜『かわいそー!よこちゃん志保りんに舐められちゃってるよ!なでなでして慰めてあげよっか?』
横山奈緒
『やかましいわボケ茜』
四条貴音
『相変わらず仲睦まじくて、何よりです。』
横山奈緒
『……ウチらが仲良しさんや言うとったら、全人類大親友やな、』
北沢志保
「じゃあ、うちのフライトオフィサーと交換しますか?」
北沢志保
可奈『志保ちゃんヒドイ!!』
四条貴音
響『貴音ー、塔が見えるぞー!』
四条貴音
響『西陽に染まって、綺麗に輝いてるさー!』
四条貴音
『……………』
四条貴音
響『……貴音?』
横山奈緒
『……………』
横山奈緒
茜『……よこちゃん?どうしちゃったのかね……?』
北沢志保
……………。
北沢志保
【四条貴音と、横山奈緒】
北沢志保
【何故か二人はいつも、《塔》の事になると言葉少なになる】
北沢志保
【私が生まれた時から其処にある、《塔》】
北沢志保
【紅蓮が舞う喧騒も、二人の沈黙も、関わる由もなく】
北沢志保
【ただ静かに、其処に座するのみ。】
(台詞数: 40)