秋月律子
『私が岩の扉へ向かおうとしたその時であった。』
百瀬莉緒
待った!!…気が変わったわ…動かないで!!動いたらこいつを殺すわ!!
百瀬莉緒
やっぱりあたしが自分で開ける事にする。さあ、開け方を教えなさい!!早く!!
秋月律子
『彼女の瞳の奥に宿る狂気の光が否応なしに私の歩みを止めさせた。』
秋月律子
…先ずは紗代子がペンダントを持っているかどうか確認して頂戴。それがないと何も始まらないわ。
百瀬莉緒
『彼女は刃物を離さず紗代子の首に掛けてあったペンダントを取り出した。』
秋月律子
そのペンダントに絵の描かれている珠が七つ埋め込まれている筈。描いてある絵は…
秋月律子
【獅子】、【蛇】、【狼】、【熊】、【狐】、【豚】、【山羊】。…確認出来たかしら?
百瀬莉緒
『彼女はペンダントに埋め込まれている珠を確認して軽く頷いた。』
秋月律子
そう…。今あなたの立っている場所の足下に小さな窪みが七つある筈。確認出来る?
百瀬莉緒
『彼女は足下を確認して軽く頷いた。』
秋月律子
その窪みにペンダントの珠を嵌め込んでいくの。全て嵌め込めば扉が開く筈よ。
秋月律子
『私は説明しながら恐怖心と好奇心の狭間で揺れ動いていた。』
秋月律子
『禁忌の扉を開けてしまう事への恐怖心、そして未知なるモノに触れる事への好奇心。』
四条貴音
『しかし、私はその時失念していた…そう、四条貴音の抱いている複雑な思いを…。』
秋月律子
嵌め込む際には順番に注意して。さっき言った順番で下から上に嵌め込んでいくの。
秋月律子
さっきの生き物達は【七つの大罪】のそれぞれの罪を象徴しているの。即ち…
秋月律子
【獅子】は【高慢】を、【蛇】は【嫉妬】を、【狼】は【憤怒】を、【熊】は【怠惰】を、
秋月律子
【狐】は【貪欲】を、【豚】は【暴食】を、【山羊】は【愛欲】を。
秋月律子
対応する窪みに珠を嵌め込む事で罪が浄化されていくの。そして全ての罪を浄化し終えた時…
秋月律子
その魂は天の国へと導かれるの…但し今回は現世に導かれる事になるけど。
百瀬莉緒
『彼女は私の話など意に介さぬ勢いで珠を嵌め込み続けていた。刃物は離していない。』
秋月律子
『やがて彼女が最後の珠を嵌め込んだ瞬間、遺跡全体を覆っていた圧迫感が一瞬の内に消失した。』
秋月律子
『…だが、代わりに本能的な恐怖を覚える程の威圧感が襲ってきた。嫌な汗が止まらなかった。』
秋月律子
…扉が…開く…。
秋月律子
『穴を覆っていた岩がまるで自動ドアの様に開いていった。そこには…』
秋月律子
『ただ深い【闇】があった。』
(台詞数: 27)