我那覇響
貴音、この前カフェに行ったんだってね!どうだった?
四条貴音
はい、真に美味でした…。
我那覇響
ああ、うん、貴音ならまずその感想だよね…。
四条貴音
特にあの『黒き泪に呑まれし紅き血肉の宴』…思い出すだけで心が躍ります!
七尾百合子
ユリコーン!!
我那覇響
わっ!百合子、その音はなんだ!?
七尾百合子
亜利沙さんに教わったアンテナの起動音です!!
我那覇響
お、おう…。
七尾百合子
貴音さん、その料理、私も詳しく知りたいです!
四条貴音
はい。見た目も味もまこと美しかったので、写めぇるを致しました。こちらです。
我那覇響
これ…ただのビーフシチューだぞ…?
七尾百合子
そんなことはありません!この料理は真名を与えられたことで昇華されたんです!
七尾百合子
ビーフシチューという固定概念を超え、『黒き泪』へと…素晴らしいです!!
我那覇響
このネーミングをした人が激しく気になるぞ…いや、心配になるというか…。
四条貴音
そしてこちらは食後に頂いた甘味の取り合わせです。
我那覇響
わぁ~…カフェラテとケーキ、すっごく綺麗だぞ!
七尾百合子
あ、貴音さん、このカフェラテ…!
四条貴音
はい、らてあーとをして頂きました。私の似顔絵を描いて頂いたのです。
我那覇響
すっごーい…こんな細かい絵をよくカフェラテに描けるなぁ!!
我那覇響
きっと、作者さんもマメな性格のしっかり者なんだな!
四条貴音
それとこちらのケーキには、少々苦い思い出が…。
七尾百合子
そうなんですか?とても綺麗で繊細なケーキですけど…。
四条貴音
このケーキを持ってきた少年が、いささか熱のこもった説明をしまして…。
四条貴音
頂くのに小一時間ほど掛かりました。
我那覇響
長っ!?それ軽くクレームものだよね!?
四条貴音
しかし、そのお陰で洋菓子への理解も深まったのは事実です。
四条貴音
春香のケーキを頂く視点も、新たな次元に至ったと言えましょう。
七尾百合子
あはは、貴音さんは本当に食の探求心がすごいなぁ…。
七尾百合子
あ、次の写真は店員さんですか?…可愛い!メイドさんがいるんですね!
我那覇響
うわ~、すごい着こなしてるな…自分、仕事でもこういう服は恥ずかしいぞ…。
四条貴音
ええ、男子にしてこの着こなし、私達も驚嘆せざるを得ませんね。
七尾百合子
…。
我那覇響
…。
我那覇響
…貴音、今なんて?
四条貴音
気付きませんか?どう見ても男子ではありませんか。
七尾百合子
…えぇ~っ!?こんな可愛い子が男の子な訳がないです!!
我那覇響
貴音の直感ベースで話されても自分たちには分からないぞ~!?
七尾百合子
女装男子…まさかフィクションではなく実在したとは…!!
我那覇響
女装男子…。
我那覇響
涼、元気にしてるかな…。
四条貴音
そうですね…。
七尾百合子
???
(台詞数: 42)