宮尾美也
こんにちは〜。本日はご多忙の中、お集まりいただきありがとうございます。
四条貴音
ふふっ、丁寧な挨拶、ありがとうございます、美也。
横山奈緒
……いや、私ら普通に出勤してきただけなんやけど。何かはじめるつもりなんか?
宮尾美也
はい〜。いつも忙しい劇場のみんなに癒しをプレゼントしたいと思いまして〜、
宮尾美也
とりいそぎ、大飯食らいで有名なお二人に、サンドイッチを作ってきました〜。
四条貴音
美也、貴女のことだから悪意は無いのでしょうが、その言い回しは如何かと。
横山奈緒
まあまあ。タダで美也のサンドイッチが食べれるんやろ!嬉しい限りや。
宮尾美也
あれ?こういう時、お金をとっても良かったのでしょうか、奈緒さん。
横山奈緒
いや、そういう解釈はせんでいいから。それやったら「癒し」にならへんし。
宮尾美也
まずは、お二人をイメージして、それぞれオリジナルの具を挟んだメニューです〜。
横山奈緒
ほな、いただきま〜す!パクッ。
横山奈緒
……なんや、フカフカのパンの中に、ジャリジャリ歯ごたえの有るモンが入っとるけど……
宮尾美也
奈緒さんは大阪のご出身なので、「雷おこし」を挟んでみました〜。
横山奈緒
いや、おかしいやろ!食感がパンと具でバラバラやし、お菓子が具なのも合わへんわ。
横山奈緒
だいたい、大阪名物は雷おこしやなくて、「粟おこし」やろ!
宮尾美也
くりおこし、ですか。それは盲点でした。
横山奈緒
あわ(粟)やから……これ、ホンマは口で言っとったら成立しとらんネタやで。
四条貴音
私の方は、らぁめん入りのサンドイッチですね。麺の小麦の味が楽しめて、いいものですね。
横山奈緒
貴音、それは一般にはゲテモノに近い食べモンやないか?
四条貴音
……ですが、できれば乾麺ではなく茹でてから挟んでほしかったのですが。
横山奈緒
ようそんなモン食えるな……
宮尾美也
試作してみたんですが、麺が伸びて美味しくなかったんです。
宮尾美也
では、お次はスープを出しますね〜。
横山奈緒
って、パンからクリームシチューが溢れ出しとる!
横山奈緒
麺が伸びるのは気にして、パンにシチューを挟むのには躊躇いが無いんかい!
四条貴音
トーストサンドなので、あの、パンに浸しながら食べるのを再現したのですね。
横山奈緒
貴音はなんでも美味しくいただけるんかい。
宮尾美也
奈緒さん、意外と好き嫌いが多いんですね。
横山奈緒
そういう話ちゃうやろ……
宮尾美也
魚料理は、白身魚のイメージですよ〜。
四条貴音
なんと!鯛焼き入りのサンドイッチとは、前代未聞の意外な組み合わせです。
横山奈緒
皮が二重になっとるやん。「魚」やあらへんし。
宮尾美也
肉料理は奮発して、ステーキを挟みました〜。
横山奈緒
レアで持って来るな!血が染み出しとって、スプラッタになっとる!
四条貴音
奈緒、素晴らしいお肉ですから、黙って食しなさい。
宮尾美也
あ、ライスを出すのを忘れてました〜
横山奈緒
……それは要らんわ。展開が読めるし、さっきからパンを食べとるんやから。
四条貴音
……デザートは、パンケーキ入りのサンドイッチですか。
宮尾美也
あの〜、実はここで謝らなければいけません。
宮尾美也
大阪人の奈緒さんと、どこか関西人の魂を感じる貴音さんが相手なので……
宮尾美也
「ボケ」を挟まないといけないと思いまして〜。今から本命のサンドイッチフルコースなんですよ〜
横山奈緒
……冗談やろ。なんだかんだで全部完食してきたのに。
四条貴音
私はまだ頂けますが……このあと、「二度有ることはサンド」などと言わないですよね。
(台詞数: 43)