中谷育
もう季節は夏真っ盛り。夏休みに親戚のお家に遊びに来たのは中谷育ちゃん
中谷育
毎年この季節には家族で帰省して、虫採りや魚釣りのレジャー遊びをするのが、育ちゃんの楽しみ
中谷育
今日もいっぱい遊ぼう!そして朝からお布団から飛び出して、着替えも万端!
中谷育
ご飯も食べて、さあ飛び出そうとした時でした。
四条貴音
「…参りました」
中谷育
親戚のお姉ちゃんが困っています。あれれ?どうしたんだろう??
四条貴音
実はお昼ご飯の素麺の麺つゆが無かったのです!さあ大変です。お姉ちゃんは困っていました
四条貴音
もう素麺以外のご飯はこの家にはありません。昨日のウチにほとんど食べちゃった。
馬場このみ
「どうかしたの?お姉ちゃん!」あ、親戚の子のこのみお姉ちゃんです!見かけによらず
馬場このみ
大人みたいなしっかり者のお姉ちゃん!育ちゃんも大好きな頼れるお姉ちゃんです
四条貴音
「実はかくかくしかじか」
馬場このみ
「四角いムーグ、コンテカスタム出た」
四条貴音
「ダイハツから…!と言うわけでして」
中谷育
なるほどわかりません。このお姉ちゃん、時々不思議な事を口走ります。でも優しいので育ちゃんは
中谷育
お姉ちゃんが大好きです。1日3食のうちラーメンが必ず1つは出るのはやめて欲しいですが
馬場このみ
「麺つゆぐらいなら買ってくるわよ」おお!お姉ちゃんカッコいい!サラッと言ってのけました
四条貴音
「そうですか?助かりました。それではお願いをしたいのですが」
馬場このみ
「私も外に用事かあるから、ついでにね」このみお姉ちゃんはマイ買い物袋を手に取りました
中谷育
おお、さすがお姉ちゃんです。ここまでスムーズな展開。育ちゃんも「私がお使いする!」
中谷育
そう言いたかったのですが、見事に出番を取られました。ほっぺたを膨らまして、黙って見てます
馬場このみ
「育ちゃんも一緒に行く?」
中谷育
「!うん、いく!!」お姉ちゃんさっすがー!育ちゃんは大喜びでお姉ちゃんに駆け寄りました
四条貴音
「それでは、お願いします」お姉ちゃんも買い物リストを紙に書いて、育ちゃんに渡しました。
中谷育
育ちゃんはこのリストを持って、お姉ちゃんの買い物もサポートしなきゃ!責任重大です。
馬場このみ
それでは本日のおつかいのおさらいです。
馬場このみ
まずは素麺の麺つゆを買いに行く事。ここはド田舎なので、近くにお店はありません。
中谷育
バスに乗ってお店のある停留所まで行かなきゃいけません。ちゃんとお金はお姉ちゃんが持ってます
中谷育
次はお姉ちゃんの目的、郵便局で手紙を出すことです。
馬場このみ
郵便局は麺つゆ買うお店の近くにあります。そこで手紙を出したら、後はお家に帰るだけ!
四条貴音
ただし、お昼までには帰ってこなければいけません。そうしないと皆のお昼はお預けです。
中谷育
オマケにバスはこの辺りは30分に1本来るかどうか!まさに時間との勝負です。
馬場このみ
さあ!急がないと皆だけじゃなくて育ちゃんとお姉ちゃんのお昼も遅くなっちゃう!
中谷育
はじめてのお使い!育ちゃんは無事に戻ってこれるのでしょうか!!
中谷育
さあ!急げー!まずはバスの停留所までダッシュだー!!
馬場このみ
停留所は家を出て左に百メートルほど歩いた先にあります。まずはそこでバスに乗って…
中谷育
「バスってあの赤いバスだよね?」
馬場このみ
「そうそう、あの赤いバス…」
馬場このみ
(ブルルル…)
中谷育
…
馬場このみ
…
馬場このみ
「育ちゃん、今何時?」
中谷育
「えっと、9時半…」
馬場このみ
…
中谷育
…
馬場このみ
次のバスが来るのは10時過ぎです。
中谷育
間に合うかな~??
(台詞数: 46)