四条貴音
むう……中々決まらない物ですね……
七尾百合子
貴音さん、難しい顔をして何を……はっ!まさか世界の滅亡がかかった陰謀に巻き込まれて……!
四条貴音
いえ、大した事では無いのです、将来らあめん屋を開業しようと思索をしていた所なんですよ。
七尾百合子
貴音さん、将来の事まで考えているなんて凄いです!悩みはやっぱりラーメンのコンセプトですか?
四条貴音
いえ、それよりももっと重要な事……いかに腕組みを決めるかです!
七尾百合子
う、腕組み……ですか?
四条貴音
ええ、らあめん屋と言えば頭にたおるを巻いてシャツ一枚で腕組みを決めている看板です!
七尾百合子
あー……確かにそんな看板はありますね……俺のこだわりとか店のこだわりとかが書いてある……
四条貴音
良いところに目をつけますね七尾百合子!店のルールやこだわりも差別化には重要な要素です……
四条貴音
しかし一番の看板はやはり店主の腕組み!目に入るそれが貧相であれば店も繁盛しないでしょう!
七尾百合子
えーっと、ラーメンの試作とかは……?
四条貴音
試作?何故そのような事を……?
北沢志保
割り込んで悪いですが、どう考えても一番重要な事だと思いますけど……
四条貴音
……北沢志保、そのまま動かないで下さい。
北沢志保
えっ……?あっ、はい……
四条貴音
強い眼差し……自信に満ちた腕組み……後は頭にたおるを巻けば理想の腕組みに……!
四条貴音
北沢志保……あなたを店主としてスカウトします!是非わたくしの店の看板に……!
北沢志保
えっ?そんな事を言われても店で出すような本格的なラーメンなんて作った事も無いですし……
四条貴音
安心して下さい、華麗な湯きりパフォーマンスはわたくしがみっちりと仕込みますから!
七尾百合子
あのー……貴音さんは店主を何だと思ってるんですか?
四条貴音
異な事を聞きますね、店主は腕組みをして顧客を睨みつける役割でしょう?
北沢志保
ラーメン作って下さい。
(台詞数: 22)