最上静香
(ついに始まる……律子さんと麗花さんのバトル。この目にしっかりと焼き付けるわよ)
最上静香
未来「スゴいよね~。私達のために、わざわざ特別席を用意してくれるなんて」
最上静香
翼「ね~。なんか、大物になった気分だよね~」
最上静香
そりゃ、私達が一般の客席にいたら大変な事になるでしょ……
最上静香
……っ!始まる……!
秋月律子
審判「これより、秋月律子・北上麗花両名によるドリームマッチを開始します」
秋月律子
審判「今回のルールは、ITMCのルールに則り、制限時間は無しとなっていますが……」
秋月律子
えぇ、それで構いませんよ
秋月律子
審判「畏まりました。次に、開始ポイントの設定についてですが、どうされますか?」
北上麗花
それなら私が50、律子さんが100でどうでしょう?
秋月律子
えっ!?……いや、それはさすがに不公平ですよ
北上麗花
これぐらいが丁度いいでしょう?律子さん、1度私に負けてますし
秋月律子
………………
秋月律子
言ってくれますね~。私は別に逆でも構わないんですよ?
北上麗花
も~律子さんったら、そんなに強がらなくてもいいのに~♪
秋月律子
1回“だけ”優勝した麗花さんに対して、5回“も”優勝した私がハンデを背負うのは当然ですから
北上麗花
………………
北上麗花
ほほ~。律子さんにしてはナイスジョークですね~♪
北上麗花
審判「」
最上静香
未来「2人共、やっぱり凄いなぁ。アツい空気がここまで伝わって来るよ~」
最上静香
翼「うん。何と言うかこう……闘志がメラメラ~って感じだよね」
最上静香
その割にはオーラが禍々しいんだけど……気のせいかしら?
秋月律子
というわけで、私が50スタートという事で
北上麗花
いえいえ、私が50スタートという事に
北上麗花
審判「100!お2人共100ポイントからスタートしましょう!ね!?ね!?」
秋月律子
……分かりました。それで始めましょう
北上麗花
まぁ、さっきのはジョークですけど、律子さんも上手くノッてくれましたね~♪
秋月律子
これでも、麗花さんの性格は分かっているつもりですよ
秋月律子
審判「(心臓に悪い……)」
秋月律子
審判「コホン。使用ポケモンは1体。どちらかのポケモンが戦闘不能になった時点で、バトル終了」
秋月律子
審判「終了時点でより多くのポイントを所持していた方の勝利となります。いいですね?」
秋月律子
はい
北上麗花
オッケーで~す♪
北上麗花
審判「ではお2人共、ポケモンを出してください」
秋月律子
出番よ、ガブリアス!<ポンッ!>
北上麗花
ファイト、ボスゴドラ!<ポンッ!>
最上静香
ガブリアス……高火力で一気に勝負を決めるつもりかしら?
最上静香
翼「おぉ~、あのガブリアスってポケモン、カッコいいね!」
最上静香
未来「うん!それにスッゴく強そうだね!」
最上静香
未来、その言い方は間違っているわよ
最上静香
未来「えっ?」
最上静香
律子さんのポケモン、ガブリアスは“強そう”じゃない……
最上静香
“強い”のよ……
秋月律子
すみません、麗花さん。あの時の再現といきたかったのですが、ハッサムは先程使ってしまったので
北上麗花
も~律子さんったら、そんな事気にしなくても大丈夫ですよ~♪
北上麗花
どんなポケモンが来ても、私の勝ちは揺るがないので♪
秋月律子
そう言っていられるのも今のうちですよ。今回は私が勝たせてもらいますから!
秋月律子
審判「(本当にジョークなのか分からなくなってきた……)」
秋月律子
審判「それでは、試合開始!」
(台詞数: 49)