秋月律子
ハッサムの技をまともに受けたヌマクローが、立てるわけが……
最上静香
やっと私を見てくれている、憧れの人の目の前で……
最上静香
カッコ悪いところは、見せられませんからね!\カッ!/
秋月律子
あれは……まさか……!
最上静香
瀕死になる技を受けてもギリギリで持ちこたえられる道具……きあいのハチマキ……
最上静香
私を応援してくれる人から貰った、私のお守りです!
秋月律子
これは思わぬ誤算ね。でも……
秋月律子
体力に限界が来ている事に変わりはないでしょ!?
最上静香
試合終了をコールされるまで、私は諦めません!ヌマクロー、どろばくだん!
秋月律子
ハッサム、シザークロスで叩き落としなさい!
最上静香
負けませんよ……ヌマクロー、ねっとう!
秋月律子
ハッサム!?……さっきよりも威力が上がってる……!?(105→90)
最上静香
(95→110)体力が減ると、みずタイプの技の威力が上がる。これがヌマクローの特性です
秋月律子
(そうか。ヌマクローの特性は“げきりゅう”。その効果が今発動されているのね……)
秋月律子
それなら、早く決めないとね!ハッサム、バレットパンチ!
最上静香
思い通りにはさせません!ヌマクロー、もう1回どろばくだん!
秋月律子
怯んじゃ駄目よハッサム!そのまま突っ込んで!
最上静香
<ゴンッ!>当たった……
最上静香
………………\カッ!/
秋月律子
そんなバカな……きあいのハチマキの効果は、頻繁に発動しないのに……!(90→85)
最上静香
(110→115)それはあくまで可能性の話です。効果が発動する確率は、ゼロじゃありません
最上静香
いきますよ!ヌマクロー、ハッサムの目の前にいわなだ/ビーッ!\
最上静香
審判「タイムアップ!この試合、ここまで!」
最上静香
えっ!?
秋月律子
間に合わなかった、か……
秋月律子
審判「最終結果は……」
最上静香
審判「115対」
秋月律子
審判「115対85!」
秋月律子
審判「よって、エキジビションマッチの勝者は、最上静香!」
最上静香
ちょっと待ってください!こんな勝ちじゃ納得出来ませんよ!
秋月律子
何言ってるのよ。ちゃんとルールに則って得た、正真正銘の勝利よ
秋月律子
もう少し時間を貰えていたら、まだ分からなかったかも知れないわね
最上静香
こんな……こんな事って……
秋月律子
ともあれ、お疲れ様。いいバトルだったわ。さっきも言ったけど、あなたのセンス、凄くいいわよ
秋月律子
それに基礎もしっかりと身に付いている……きっと事務所の育成方針も、あなたに合ってるのね
最上静香
っ!
秋月律子
その調子で日々特訓していけば、あなたもいずれはトップアイドルトレーナーになれるでしょう
秋月律子
近い将来、ウチを脅かす存在になるかもね
最上静香
そ、そんな……私なんて、まだまだで……
秋月律子
だからこそ、今の事務所でレッスンする時間、事務所の仲間と過ごす時間……
秋月律子
それらを大切に、これからも頑張ってね!
最上静香
は、はい!ありがとうございました!
秋月律子
………………
秋月律子
(こんなところかしらね……)
秋月律子
(全く……私にわざわざこんな事を言わせるなんて……)
秋月律子
(高木社長は何を考えているのかしら?)
秋月律子
(………………)
秋月律子
(なんて、そんな事考えるだけ無意味なのかも知れないわね)
秋月律子
(それにしても、いいアイドルトレーナーと出逢えたわね~)
秋月律子
(この子の成長も楽しみね……ウチのアイドルトレーナー達も、負けていられないわね!)
(台詞数: 50)