双海亜美
あ～つ～い～…。ねえ、歩ちん…何かないの～?
舞浜歩
何かってなんだよ…。てか、暑いのはアタシもだってば…。
双海亜美
んもー!なんだってこんな時にエアコンが壊れてるのさ!!
舞浜歩
真夏よりはマシだろ…?はい、団扇があったよ。
双海亜美
歩ちん、扇いで!!
舞浜歩
自分で扇げ!!
双海亜美
歩ちんのケチ!!あゆむけちん!!
舞浜歩
あゆむけちんってなんだよ!!
双海亜美
ねえねえ、歩ちん。何か、肝がヒエヒエになるような怖～い話無いの?アメリカ仕込みの感じで。
舞浜歩
…あゆむけちんはテキトーに言っただけなんだね。怖い話ねぇ…。
舞浜歩
この前、自転車でちょっとした田舎道を走ってたんだよ。
双海亜美
お、何か怖い話あるっぽいね。
舞浜歩
天気も良くて風も気持ちよくて、思わず歌いながら自転車こいでたわけ。
双海亜美
うんうん。
舞浜歩
テンションマックスでサビに入った瞬間、口に虫が入ったの。しかもあのくっさいやつ。
舞浜歩
…噛み潰さなかった所は自分をほめてあげたい。
双海亜美
止めて!!想像するだけで鳥肌がやばいんだけど!!亜美、そっちの怖い話はいらないよ!!
舞浜歩
そっか、それじゃあ…これは友人の話なんだけど…。
双海亜美
友人とか知人とか宇宙人とか、怖い話の定番だよね!!
舞浜歩
素足で某黒光りでカサカサ動き回るアレな虫を踏み潰したらしい。
双海亜美
だから虫じゃん!!怖いとか怖くないとかじゃなくて気持ち悪い話でしょ!!
舞浜歩
その友達、「風呂入る前でよかったよ、HAHAHA!!」って言ってたよ。
双海亜美
その精神力が怖いよ!!あとそのアメリカ仕込みはいらないよ!!
舞浜歩
あー…じゃあ別の友達の友達の話で。
舞浜歩
その人、次の日は休みだからって徹夜でゲームしようとしてたわけ。
舞浜歩
物語が佳境に差し掛かってて、やってる本人のテンションもかなり上がっててさ。
舞浜歩
ラスボスの待ってるダンジョンに乗り込んだわけ。今日中にクリアするぞー、って意気込んでさ。
舞浜歩
そこ、かなり長いダンジョンなんだけど、かなりいい調子で進んでてさ。
舞浜歩
突然の停電でその日そこまでのプレイ時間が消し飛んでパーに。
双海亜美
それもっちーが聞いたら卒倒するやつ!確かに怖い話だけどさ!!
舞浜歩
ちなみに午前5時。ふて寝するにもやり直すにも微妙な時間。
双海亜美
…亜美だったら間違いなく寝てるね。てか、今からでもふて寝したい気分だよ。
舞浜歩
言われても、他に怖い話なんてないよ?写真撮ったら赤い光が顔が顔みたいな配置で写ってたとか?
双海亜美
何でそれ話してくれないの!?シンレー写真ってやつでしょ?
舞浜歩
え、だって現物見た方が怖いじゃん。その現物焼いちゃってなくなったけど。
双海亜美
何で焼いちゃったのさ、もったいないなー。亜美も見たかったなー、それ。
舞浜歩
「写真に移った怖い幽霊はこれで成仏さ、HAHAHA!!」って言ってた。
双海亜美
焼いたのさっきの黒光りする虫踏んだ人!!
舞浜歩
後はあれかな。度胸試しと称して、森の奥にある大きな館に行った時の事なんだけど…。
舞浜歩
ごめんね。そろそろ話は御終いかな。
双海亜美
え～!なんかやっとホラーっぽい話になりそうだったのに、なんで!?
舞浜歩
私の勘だと、後5秒で人が来るから。5、4、3、2、1…ほら。
秋月律子
【キィ…】部屋の電気ついてるけど誰かいるの…って、亜美一人だけ?
双海亜美
うわっ、本当にりっちゃんが来た!?
秋月律子
うわって何よ、うわって!!
秋月律子
亜美一人だけにしておくなんて、何されてるか分からないじゃない。小鳥さんも不用心ね…。
双海亜美
ちょっと!亜美のシンヨー低くない!?それ歩ちんもいるからね?
秋月律子
歩?歩は今、プロデューサーといっしょに地方ロケに行ってるでしょ?
双海亜美
そういえばそうだっけ…?
双海亜美
そういえばそうだっけ…あれ?それじゃあ今まで亜美が一緒にいたのは…誰?
(台詞数: 50)