音無小鳥
あれ律子さん。どうかしましたか?
秋月律子
お疲れ様です。ちょっと様子見も兼ねてお土産をと思いまして。
音無小鳥
わ、すごい。これ全部アロマですか?
秋月律子
まず事務所と劇場の控え室用。こっちは給湯室用で、それからこれは社長室…
三浦あずさ
すごいですね~こんなにたくさん。けどこういうのってまとめ買いするものなんですか?
秋月律子
買いに行く暇もなかなかありませんしね。それに沢山あった方が色々楽しめるでしょう?
音無小鳥
たしかに。けど今日一日で随分アロマにハマったみたいですね?
秋月律子
ええまあ。可憐が好きなのも分かる気がしましたね、すごく楽しかったですよ。
三浦あずさ
色々奥深そうですものね。凝り性な律子さんにピッタリだったんじゃないですか?
音無小鳥
そういう事でしたら今日は帰って楽しんで下さい、明日もお仕事ですしね。
秋月律子
ええ、そうさせてもらいます…あ、あとこれはお二人にです。ピッタリだと思いますよ?
三浦あずさ
まあ。わざわざありがとうございます。
音無小鳥
いいんですか、こんなに沢山貰っちゃって?
秋月律子
構いませんよ。今日一日プロデューサーをお借りしたお礼です。
三浦あずさ
あらあら。どうりで私と音無さんの貰う量が違うわけですね。
音無小鳥
たはは…いいですよ、そんな変に気を回さなくても。
秋月律子
どうぞ使って下さい。それ、プロデューサーもお店で気に入ってたみたいですし。それじゃ。
音無小鳥
お疲れ様です。もう、律子さんたら…。
三浦あずさ
まあ、同じ職場にいたらある程度は仕方ないんじゃありません?
音無小鳥
ま、そうでしょうけどね。あーあ、あずささんはこういう事言われないからいいですよねえ。
三浦あずさ
あら。毎日一緒にいられる方がずっといいと思いますけど?
音無小鳥
それも良しあしですって…ま、いっか。さて、もうひと頑張りと。
三浦あずさ
せっかくですしいただいたアロマ、早速使ってみませんか?
音無小鳥
お、いいですね。それじゃあどれ試してみます?
三浦あずさ
これにしてみましょうか、集中力が上がるそうですよ。ディフューザーに入れて、と。
音無小鳥
…へえ。ほんと、いい香りですね。なんかすごく新鮮。
三浦あずさ
事務所にこういうのあるのっていいですね~私、この香り好きかもしれなません。
音無小鳥
好きな香り、か。あまり気にした事ないけど当然そういうのもあるんですよね。私なら何だろ?
三浦あずさ
うふふ。音無さんなら一番はプロデューサーさんの匂いなんじゃありません?
音無小鳥
ちょ、そういう話じゃないでしょう!?
三浦あずさ
いいじゃないですか。で、どうなんですか?
音無小鳥
もう。あずささんまでそんな事を…
音無小鳥
…はいはい、おっしゃる通りですよ。で、そちらは?
三浦あずさ
あらあら、そうきます?…音無さんと同じく、ですよ。
音無小鳥
ほんと、あの人何であんなに良い香りするんですかね。向こうにも同じ事言われましたけど。
三浦あずさ
不思議ですよね。私はプロデューサーさんの匂いは別に何とも思わないのに。
音無小鳥
私もそちらの方の匂いなんて気になった事もありませんよ。妙な話ですよね?
三浦あずさ
うふふ。お互い特別な物を見つけたって事にしておきましょうか?
音無小鳥
ですね。さ、早く仕事終わらせて帰ったら成分補給しよっと。
三浦あずさ
羨ましいですね~私はリフレッシュ出来る機会がなかなか無いのに…
秋月律子
忘れ物取りに戻ってみれば。聞かなかった事にしておいた方がよさそうね、まったくもう。
秋月律子
あの二人にアロマは必要なかったわね。あんなにあげなきゃよかった、なんか損した気分だわ…
秋月律子
…うわびっくりした。お疲れ様です、プロデューサー。え?い、いやちょっとその。
秋月律子
…ちょっと、いいです?
秋月律子
別に何も匂いませんね。どういう理屈なのかしら、不思議だわ…え?ああこっちの話ですよ。
秋月律子
それじゃあ失礼します…え、アロマ?ああ、そう言えば差し上げる予定でしたっけ。
秋月律子
…
秋月律子
お断りです。家にもうお持ちでしょ?早く帰って、好きな香りを楽しまれて下さい。
(台詞数: 48)