舞浜歩
ええと、何人ぐらいかな?今事務所にいる連中はと…
徳川まつり
おや歩ちゃん、スマホで調べ物なのです?
舞浜歩
よ、まつり。ほら、今日律子の誕生日だろ。
徳川まつり
そうですね。パーティー参加出来なくて残念なのです。
舞浜歩
まあそこは仕事だし仕方ないよ、だからさ。
舞浜歩
せめて昼メシぐらいご馳走しようと思って。いいお店があるんだよ、まつりも来るよね?
徳川まつり
む。ちょっと待つのです、まつりもこれから律子ちゃんお昼ご飯食べに誘う所なのですよ。
舞浜歩
おいおいそりゃ無いだろ。今日はアタシにご馳走させてくれよ、日頃散々お世話になってんだから。
徳川まつり
だーめ。今日は姫がもてなす側なのです、律子ちゃんと歩ちゃんはお客様なのですよ?
舞浜歩
アタシがホストだってば。そもそもまつりのお店ってオシャレなカフェとかだろ?
舞浜歩
律子にはあまり向かないよ、あれで肉食女子なんだから。いいハンバーガーのお店があってね。
徳川まつり
今日はお誕生日なんだから雰囲気が大切なのですよ、オシャレなお昼の方がいいのです。
舞浜歩
先に思い付いたのはアタシだよ、こっちが連れてって当然だろ。
徳川まつり
まつりは昨日の夜から考えてたのです。
舞浜歩
勝った。ならアタシは一昨日の夜からお店調べてたもんね。
徳川まつり
それならまつりだって。ここはお誕生日の時に連れて行こうってずーっと前から考えてたのです。
舞浜歩
いいじゃんか、たまにはアタシに奢らせてよ!
徳川まつり
まつりがおもてなしするのですー!
秋月律子
千鶴さんありがとうございます、とっても美味しかったですよ…ん、アンタ達何してんの!?
舞浜歩
あ、律子…
秋月律子
もう。駄目じゃない、アンタ達はここじゃ年長の方なんだから。年下の子達に悪影響でしょ?
秋月律子
それで。原因は何よ、アンタ達が喧嘩だなんてよっぽどの事なんでしょう?
徳川まつり
(…歩ちゃん、ここはナイショにしておいた方がいいのです。ね?)
舞浜歩
(だな。こんな事で言い争ってたなんてバレたらまた何言われるか。)
秋月律子
どうしたの、理由は?ちゃんと言いなさい、仲裁してあげるから。
徳川まつり
え、ええと。大した事じゃないのです、もう大丈夫ですから。ね?
舞浜歩
あ、ああそうだな。なんてーの、ちょっとだけイライラしてたから?みたいな。
秋月律子
そう?ならいいけど…本当に大したことじゃないのね?
舞浜歩
う、うんうんオーライだよ。な、それより腹減ったしメシ食い行かない?
徳川まつり
あ、ズルいのです!
秋月律子
ああ、それなら丁度良かった。はいこれ、3人で食べよう?
徳川まつり
おや。どうしたのです、こんなにたくさん?
秋月律子
千鶴さんがね?誕生日プレゼントにってくれたのよ、今日は仕事で夜来れないからって。
秋月律子
わざわざ私の好みをあずささんに聞いて用意してくれたって。せっかくだしあなた達もどうぞ。
舞浜歩
…その手があったかー!
秋月律子
え?
舞浜歩
好みを聞いておいてから、か。なるほど、やっぱりこういうのは下調べが大切なんだな。
徳川まつり
上手いやり方なのですよ、さすがは千鶴ちゃんなのです…
秋月律子
何の話?
(台詞数: 39)