七尾百合子
こんばんは、ワトソン諸君!
七尾百合子
七つのしっぽがある脳細胞を持つ女、名探偵七尾百合子です。
秋月律子
亜利沙、誕生日おめでとう。
松田亜利沙
ありがとうございます、律子さん!
七尾百合子
今回の謎はこちら!
七尾百合子
ばばん!
七尾百合子
プレゼントに仕掛けられた周到な罠の謎を解け!
松田亜利沙
うっひょー、ありさのためだけの百合子ちゃんのばばん!ですよ、ばばん!聞きました!?
秋月律子
あー、はいはい。ひとまず、アレに需要があることは分かったわ……。
七尾百合子
今日は6月7日
七尾百合子
そう、A!R!I・S・A!松田亜利沙さんの誕生日です。
七尾百合子
亜利沙さん自身が監修したライブ会場でバースデーライブは最高の盛り上がりを見せました!
七尾百合子
事務所からは真美ちゃん、小鳥さん、そして私、七尾百合子がお祝に集まりました。
七尾百合子
真美ちゃんはいつものお返しにと写真を撮る提案を、
七尾百合子
小鳥さんは初期のアイドルたちの写真を、
七尾百合子
そして、私からは亜利沙さんが撮ってくれた写真をまとめたオリジナルアルバムを贈りました。
七尾百合子
しかし、名探偵がいるにも関わらず、亜利沙さんを陥れるための罠の準備は進んでいたのです。
七尾百合子
でれでれで~ん!
秋月律子
亜利沙を陥れるための罠、ねぇ。何か心当たりある?
松田亜利沙
ゆ、百合子ちゃんの生コール……生でれでれで~ん!……ここは天国でしゅか……
秋月律子
……私、もう帰ろうかしら。
七尾百合子
それではどんな罠が仕掛けられているのでしょう。そのヒントは私たちのプレゼントにありました。
七尾百合子
ワトソン諸君は疑問に思いませんでしたか?小鳥さんのプレゼントに。
七尾百合子
初期のアイドルたちの写真をいったいどうやって手に入れたのでしょう?
七尾百合子
事務所の資料?いいえ、いくら音無さんとはいえ、いい社会人。そんなことはしないでしょう。
七尾百合子
そうなると考えられるのはただ一つ。音無さんに写真を渡した黒幕が存在するのです。
七尾百合子
その黒幕、仮にPとしましょう。Pはなぜ亜利沙さんに写真を渡したのでしょうか。
七尾百合子
ここで名探偵七尾百合子の推理の鉄則!その6!想像は現実を越えて!
七尾百合子
亜利沙さんに写真を渡したらどう思うでしょう?もちろん亜利沙さんは感謝しますよね。
七尾百合子
そして、写真を渡したのがPと知れば、亜利沙さんはPにも感謝するでしょう。
七尾百合子
感謝をさせるということは恩を売るということ。つまり、亜利沙さんはPに逆らえなくなります。
七尾百合子
そう!Pは亜利沙さんに恩を売り、後々とんでもないお願いをするつもりなのです!
七尾百合子
じゃじゃじゃじゃーん!
秋月律子
でも、このタイミングでやる必要はないわよね。
七尾百合子
「でも、このタイミングでやる必要はないわよね」とワトソン諸君は考えていることでしょう。
七尾百合子
しかし、ここで関わってくるのが真美ちゃんと私のプレゼントです。
七尾百合子
奇しくもお互いに写真に関するものとなりましたが、それをPは事前に知っていたのでしょう。
七尾百合子
木を隠すなら森。上手くカモフラージュしようとしたに違いありません。
七尾百合子
そんな罠を仕掛けてほくそ笑むPはライブ後に亜利沙さんを呼び出し、花束を渡します。
七尾百合子
花は「白とピンクのアマリリス」、花言葉は「誇り」。亜利沙さんは花束を喜んで受け取ります。
七尾百合子
まさかPが亜利沙さんの「誇り」を汚すようなことをたくらんでいることも知らずに……
松田亜利沙
ばばーん……でれでれで~ん……じゃじゃじゃじゃーん……
秋月律子
いい加減に起きなさい。亜利沙、小鳥さんからもらった写真を見せて欲しいんだけど。
松田亜利沙
いいですよ?むふふ~、さすがそらさん、よく撮れていますよね~。
七尾百合子
え、そらさん?
松田亜利沙
そうですよ?みんなが入ったときにそらさんが撮ったスナップの焼き増しだって小鳥さんが。
松田亜利沙
他にもムフフな写真もあるらしくて、この後見せてもらうんですけど、百合子ちゃんもどうです?
秋月律子
へぇ~、そうなの?じゃあ、私もついて行っていいかしら?
松田亜利沙
あっ!……あっ!!
七尾百合子
えーっと、名探偵七尾百合子!七つのしっぽの脳細胞に解けない謎はない!続く!
(台詞数: 50)