音無小鳥
いよいよ明日ですよ、プロデューサーさん。本当にやるんですよね、あの武道館で。
音無小鳥
何だか夢みたい?ダメですよそんな事言っちゃ。あなたがしっかりしなくてどうするんです。
音無小鳥
まあでも気持ちは分かりますよ、うふふ。本当に皆、よく頑張りましたよね。
音無小鳥
デビューした頃の事思えば嘘みたいですよね…あ。写真ありますよ、見ます?
音無小鳥
そうそう、こんなことありましたよね。それから、あとあんな事や、それから…
秋月律子
…で。2人で写真見たり話してるうちに色々思い出してきて泣けてしまった、と。
音無小鳥
ぐすっ。うう、だって、だって…
秋月律子
もう。お2人がアイドル達を大切に思ってるのはいいですけど、今はそういう時じゃないでしょ?
音無小鳥
プロデューサーさんが悪いんですよ、皆いつか結婚したりするんだよな、なんて言うから…
秋月律子
はあ?
音無小鳥
そう考えたらすごく寂しくなって。それで2人とも思わず。あ、また…ぐすっ。
秋月律子
ったく…
二階堂千鶴
ごきげんよう…ってなんですのこの空気?
音無小鳥
千鶴さぁん…
二階堂千鶴
…馬鹿馬鹿しい。皆結婚どころかアイドル辞める話だって無いじゃありませんの。
音無小鳥
分かってますよ。けどいつかはそうなるわけでしょう?それ考えたら何だかすごく。
音無小鳥
千鶴さんだって思いませんか?ロコちゃんや伊織ちゃんがお嫁に行ったら、とか。
秋月律子
(何さらっと千鶴さんに同意を求めてるのよ。)
二階堂千鶴
あの二人が?そうですわね、もしそんな事になれば…
二階堂千鶴
とても嬉しいですわね。盛大に祝福して差し上げますわよ。
音無小鳥
え?
二階堂千鶴
考えたくない事ですが、アイドルはいつまでも続けられません、必ず終わりが来るのですわ。
二階堂千鶴
でも。だからこそ、今を大切にして。そして、次の人生に繋がるようにしなくてはいけません。
二階堂千鶴
結婚するというのは、次の人生に踏み出す決意を固めたという事ですわ、素敵な事です。
二階堂千鶴
だとしたら応援して差し上げなくては。あなた方が悲しがってどうするんですの?
音無小鳥
千鶴さん…
音無小鳥
ごめんなさい。そうですね、私達はアイドル達を送り出す存在なんですもんね。
二階堂千鶴
寂しいお気持ちは分かります。けど、それがあなた方の立場ですわ。そうではなくて?
音無小鳥
はい!ずっと見守って、応援していきますよ。でしょ、プロデューサーさん?
二階堂千鶴
よろしくお願いしますわ。
秋月律子
(…何これ?)
二階堂千鶴
まったく。あの2人、本当にアイドルを自分達の子供扱いですわね。世話が焼けますこと。
秋月律子
ありがたい話ではありますけどね。
二階堂千鶴
本当にもう。大体コロちゃんや伊織が結婚出来るわけありませんわよ、家事もろくに出来ないのに。
二階堂千鶴
そうだ。今のうちにさしすせそを教えておくのもいいかもですわね、鉄は熱いうちに打てですわ。
二階堂千鶴
あ。けど今は共働きが基本ですわね。旦那様の協力は必須ですわ、相手のスキルも確かめませんと。
二階堂千鶴
それに結構我儘な所ありますし。理解あるお相手でなくては。となると…
秋月律子
ちょっとちょっと。暴走しないでくださいよ、そもそも結婚出来る年齢ですらないんですから。
二階堂千鶴
あ。ごめんなさい、失礼しましたわ…
秋月律子
まったく。ウチはどうしてこうなんだか。プロデューサーのせいなのかしらね?
秋月律子
(ま、でもそれが765の良さでもあるのかな?)
二階堂千鶴
気を付けますわ。けど律子さんならどんなお相手がいいかしら。エリートか、もしくは専業主夫…
秋月律子
もういいですって!
(台詞数: 43)