舞浜歩
分かった分かった、ごめんもうすぐ仕事だから。愚痴なら今度聞いてやるって。じゃあね。
徳川まつり
何の電話だったのです?
舞浜歩
友達が彼氏と喧嘩したんだと。分かんないもんだね、いっつもラブラブなのに。
秋月律子
ふーん。まあ付き合ってるんならそういう事もあるでしょ。
舞浜歩
そういうものなのかな?
秋月律子
あら、歩だって彼氏ぐらいいた事あるんじゃないの。
舞浜歩
無いなあ。身内以外で親しい男と言えばプロデューサーと社長ぐらいしかいないし。
徳川まつり
歩ちゃん…
舞浜歩
な、なんだよその目は。まつりこそどうなんだよ、まさか男いるとか言わないでよ?
徳川まつり
ふふ、心配ご無用なのです。
舞浜歩
律子、その辺どうなの?あんな事言ってるけど。
秋月律子
まつり?結構モテはするわよ。ちょくちょくナンパされてるの見た事あるし。
舞浜歩
はあ!?おいおい大丈夫なのそれ、スキャンダルとかになったりしたら…
秋月律子
まつりはそういう事するタイプじゃないし大丈夫よ。ね?
徳川まつり
はいなのです。まつりは皆の姫なのですから。
秋月律子
という訳。それにこの娘の手綱取れるような男がそんな簡単にいると思う?
舞浜歩
確かにな、そう考えたら納得だよ…
徳川まつり
ふたり共?
舞浜歩
ごめん…
舞浜歩
にしても彼氏かあ。いたら楽しいものなのかな。
秋月律子
ちょっと、アイドルがそういう話堂々としないでもらえる。
舞浜歩
オフレコだし少しならいいだろ。どうせアタシにそんなの出来ないんだから。
徳川まつり
うふふ、そういう事言う人に限ってある日突然王子様が現れたりするのです?
舞浜歩
よ、よせって。そんな事有り得ないよ。
秋月律子
あら、分からないわよ。歩だって可愛いし、ダンスの時はかっこいいし。
徳川まつり
どこで見初められてもおかしくは無いのです?
舞浜歩
無いよそんな事、からかわないでってば。
秋月律子
こればっかりは分からないわよ、小鳥さんだってそうだったでしょ。
徳川まつり
確かになのです。
舞浜歩
そりゃプロデューサーと付き合ってるのは知ってるけど、あそこまで身近な男の人いないし…。
舞浜歩
というか、それなら律子に現れる方が確率高いんじゃない?
秋月律子
え?
徳川まつり
そう言えば。この中で男の人に接する機会は律子ちゃんが一番多いのです。
舞浜歩
それに美人だし、仕事出来るしな。お○ぱいだってけっこうあるし。
秋月律子
アイドルが白昼堂々○っぱいなんて言わないでよ。
舞浜歩
へへっ、日頃言われてる仕返し。それよりどう、無いのそういう話?
秋月律子
馬鹿馬鹿しい。無いわよそんな事、それこそ有り得ないわ。
徳川まつり
うふふ。こういうのは分からないってさっき律子ちゃんが言ったばっかりなのですよ?
舞浜歩
だよな。涼とかどうなの?アイツ律子めっちゃ慕ってるだろ。
秋月律子
涼と!?あはは、無い無い。ドラマシアターの正規版が実装されるぐらい有り得ないわ。
舞浜歩
そこまで言ったら可哀想だろ…。
徳川まつり
う~ん。他に律子ちゃんが親しい男の人と言えば…
秋月律子
もういいってば。そもそも私は男なんかに興味はないの!
舞浜歩
……え?
徳川まつり
……ほ?
秋月律子
あ。いや違うわよ?今は仕事最優先って意味だから。変な風に取らないでよね。
舞浜歩
あ、あーその、なんだ。アメリカじゃ珍しくなかったよ、日本でもぼつぼつ認められてきてるし。
徳川まつり
そ、そうです。それにほら、芸能界じゃたまに聞くのですよ。大丈夫なのです…ね?
秋月律子
違うってば、そうじゃないって…こら、何で急に離れるのよ!?
(台詞数: 49)