横山奈緒
り、律子!律子おおおおおおおおお!!!!!【ドタドタドタ!!】
秋月律子
ちょっと!?いったいどうしたのよ奈緒!
横山奈緒
アオノリが、アオノリが…!!
秋月律子
アオノリって、あのロボット犬の事よね?アオノリがどうしたのよ。
横山奈緒
アオノリが、なんもしゃべらんくなってしもうたんや!!
秋月律子
…あの子って音声機能付いていたかしら。
横山奈緒
ちゃうねん!しゃべらへんけど、顔の所のモニターになんも表示されんようになったんや…。
秋月律子
それって、ただの電池切れとかじゃないの?
横山奈緒
いや、バッテリーが切れそうになったら自分から充電器の上に戻るんや。
横山奈緒
昨日も、私が寝るときには充電器の上で充電しとったんやけど…。
横山奈緒
今朝になったら、モニターの所だけなんも表示されんようになってたんや。
横山奈緒
私がおはよう言うても何も返してくれんし…。律子、ちょっと見てくれん?
秋月律子
いいけど、制作会社みたいに正確には見られないわよ。というか何で私なのよ。
横山奈緒
だって、タイムマシン作っとったし。
秋月律子
いや、まあ…うん。確かに作ってたわね。今は倉庫でほこり被ってるけど。
横山奈緒
それじゃあ頼むで、律子。アオノリに何も問題ないとええんやけど…。
秋月律子
…………。【カチカチ】
秋月律子
ざっと見ただけだけど、別におかしい所はないわよ。
横山奈緒
うう…それは一安心やけど、理由は分からずじまいやん…。アオノリー?【ウリウリ】
秋月律子
…アオノリ、もしかして奈緒と喧嘩とかした?
秋月律子
『シテヘンデ』…奈緒、アオノリしゃべってるわよ。
横山奈緒
嘘!?ほんま!?アオノリ直ったん!?何が悪かったんや!?
横山奈緒
『……』何で無視すんねん!!
横山奈緒
アオノリ、もしかして私の事嫌いになってしもうたん…?
横山奈緒
出会ってから一年間…一緒に暮らすんが楽しいと思っとったんは私だけやったんやな…。
秋月律子
出会ってから一年…そういえばあの仕事からそんなに経つのね。
秋月律子
出会ってから一年…そういえばあの仕事からそんなに経つのね…一年?もしかして…。
秋月律子
ねえ、奈緒。私、アオノリが臍を曲げた理由に心当たりがあるわ。
横山奈緒
ほんま!?私の何が悪かったんや!!はよ教えてや、律子!!【ブンブンブンブン】
秋月律子
【ガクガクガクガク】す、ストップ!!教えるからそんなに揺すらないで!!
秋月律子
はあ…はあ…うっ…。あー気持ち悪い。
横山奈緒
ご、ごめんな、律子。
秋月律子
気にしなくていいわ。奈緒、アオノリはきっと…。
秋月律子
自分の誕生日をお祝いしてほしかったのよ。
横山奈緒
誕生日…?
秋月律子
奈緒とアオノリが出会って、アオノリって名前をもらって昨日で一年だったんでしょ?
秋月律子
奈緒に家族だって言ってもらえて嬉しかった分、祝ってもらえなくて寂しかったんじゃないかしら?
横山奈緒
……そうなん、アオノリ?
横山奈緒
『ウチ、メッチャサミシカッタ』
横山奈緒
…あ、アオノリ～!すまんかった!!私が全部悪かったんや!!
横山奈緒
今日はレッスンだけで終わりやし、帰ったらアオノリがしてほしい事したるわ!
横山奈緒
『ケーキタベタイ』いやいや、だからアオノリは何も食べられんやろ!!
秋月律子
…アオノリ、前のイベントの時以上に多芸になってるわね。
(台詞数: 43)