
北沢志保
………。

秋月律子
…志保ちゃん。

秋月律子
そんなに心配することではないらしいから…。

北沢志保
……。

所恵美
お疲れ様で〜すっ♪

所恵美
レッスンも仕事も無いんだけど、来ちゃい……

秋月律子
……。

所恵美
…律子さん?

秋月律子
ああ…恵美さん、お疲れ様。今日はオフ日よね?

所恵美
うっ、うん。何もないから…プロデューサーの顔を見に来たんだけど…

所恵美
プロデューサーのデスクでパソコンしてる女の人は誰?新しい事務員さん?

秋月律子
それがね…昨夜プロデューサーさんが自宅に帰って、就寝前にドリンクを飲んだらしいの…

所恵美
…なんか、話が見えてきた。ひょっとして…

所恵美
あのヒト、プロデューサーなの?

秋月律子
そうなのよ…昨夜、帰り際に小鳥さんに手渡されたドリンクを飲んでしまった事が…事の発端ね。

所恵美
それで屋上から逆さ吊りになってた訳か…。

秋月律子
志保ちゃんなんか…事務所に来てプロデューサーを見つけた途端に固まっちゃってね…。

北沢志保
.……。

所恵美
ふうん。でもさぁ…こうして見ると、プロデューサー……結構美人さんじゃあない…///

秋月律子
めっ、恵美さん?

所恵美
いやいや、小鳥さんがした事は「吊るしの刑」なりに駄目だよ。

所恵美
けどさ、よくご覧よ…

秋月律子
なっ…何を…。

所恵美
歳の割に若く見えると思わない?

秋月律子
え?…まぁ、私の知ってるプロデューサーくらいの女の人よりは、若く見えるかな?

所恵美
だよね…。

秋月律子
それが、何かあるの?

所恵美
志保がプロデューサーの女の子の姿に見惚れる理由よ。

秋月律子
…ははぁ。自分の将来像を照らして観てるってこと?

所恵美
そっ♪…じゃなきゃ、志保は今頃狂喜乱舞してるわよ?

秋月律子
言われてみれば……憧れの眼差しで観てるようにも見えるわね…。

所恵美
だから…もう少し、二人を遠目から見て観ない?

秋月律子
そうね…いい事ではないけど、見守るのも大事ね。

北沢志保
__一方、女になったPと志保。

北沢志保
女P)ねっ…ねぇ、志保?

北沢志保
なんですか?

北沢志保
女P)まだ…仕事してなきゃ駄目かな?そろそろ休憩したいんだけど…

北沢志保
もっ、もう少し「キャリアウーマン」の勉強をさせて下さい♪

北沢志保
女P)まぁ…いいけどさ。このタイトスカート辛くてさぁ…スラックスを履きたいんだけど…

北沢志保
駄目です!

北沢志保
私が「キャリアウーマン」のイメージを確立するまで未だですから!

北沢志保
女P)はいはい…志保ぉ〜。

北沢志保
なんですか?

北沢志保
女P)カチューシャか何か髪留めを貸してくれないかな…髪が邪魔して、仕事がし辛いんだ。

北沢志保
…じゃあ、これを。

北沢志保
女P)ん。ありがとう。

所恵美
…プロデューサー、似合うね。

秋月律子
女の子になったプロデューサーに、あれほど似合うとは…

所恵美
エミリーと志保がしてた、ネコミミカチューシャ…

北沢志保
…プロデューサーさん、後で衣装とか着てみませんか?
(台詞数: 50)