下履き談義
BGM
TOWN_RMX
脚本家
平沢ヒラリー
投稿日時
2016-08-20 11:30:54

脚本家コメント
某所でのパンツ談義に触発されて作ってみました。いくぶんソフトな仕上がりになってしまったのは申しわけないです。

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高木社長
このボクサーパンツは誰のものだ?
黒井社長
それは北斗だ。
高木社長
ほう、意外だな。伊集院君はブーメランパンツ、というイメージだが。
黒井社長
汗をかく事が多いからな。蒸れないタイプを選択する事はプロとして最低限の心構えだろう。
高木社長
ふむ、なるほどねえ…こちらのチェック柄のトランクスは分かるぞ。天ヶ瀬君だろう。
黒井社長
その通りだ。プライベートでチェック柄を好む傾向は直ってないないようだな。
黒井社長
私服にチェック柄を多用するのはオタクっぽいから止めろと何度も言ったのだが。
高木社長
まあ、彼らしくて良いではないか。ブリーフにはチェック柄はないからな。
黒井社長
いや、単にブリーフを履くのが恥ずかしいと思っているだけだろう。そういうやつだ。
高木社長
…若いな。
黒井社長
ああ、実に若い。早く大人になれと何度も言ったのだが。その結果はあのざまだ、情けない。
高木社長
それは違うだろう?彼らは自分達の信じる道を歩んで行く為に、お前の所を…
黒井社長
それは甘さだ。自分で道を選ぶ時は気持ちがいいものだ。新品のパンツを履いた時のようにな。
黒井社長
しかし、それは裏を返せば頂点に立つ為の覚悟を捨てたとも言える。
黒井社長
時には5日続けて同じパンツを履くぐらいの覚悟がなくては、この世界の頂点には立てん。
高木社長
…相変わらずだな、お前は。
高木社長
私は彼に何日も同じパンツを履かせたりはしないよ。事務所には常に新品を用意してある。
黒井社長
貴様こそ相変わらずだな。そんな甘い考えでいつまでもやっていけると思っているのか?
高木社長
構わんさ。たとえ甘いと言われようが、それが私の信念だからね。
黒井社長
ふん!道理で貴様の所にはパンツが大量にあるわけだ。
高木社長
いや、それはちょっと別に理由があってな…
黒井社長
ん?
高木社長
ウチのアイドル達はその、抱き着いたりとか些か過剰なスキンシップを取る子が多くてな。
黒井社長
それと何の関係があるのだ?いや待て、痴漢対策で使われると聞いた事があるが、まさか…
高木社長
その通りだ。彼は常に2枚履きだよ。
黒井社長
…悲しい男だな。
高木社長
ああ、実にな。いずれ折を見て発散させる場所を設けなくてはと思っているよ。
黒井社長
ふん、そんなものも捌けない貴様の手綱加減の甘さ故だろう。まあいい、今日はこれで帰る。
高木社長
気を付けてな…次は御手洗君のも頼むよ。
黒井社長
どこまでも図々しい男だな…覚えておいたら持って来てやる。
秋月律子
大丈夫かしら社長。黒井社長と一対一で対決だなんて。うーん、何も聞こえないわね…
黒井社長
出歯亀とは感心せんな。さすがは高木のアイドル、品がない。
秋月律子
うわっ!お、お帰りですか。あの、一体今日は何の用件で…
黒井社長
貴様らには関係ない話だ。知りたくば高木にでも聞くがいい…秋月とか言ったな?
秋月律子
は、はい。なんでしょうか?
黒井社長
…パンツは毎日履き替えておけ。間違っても日をまたいでそのまま、なんて真似はするなよ。
秋月律子
なっ…ちょっと、セクハラで訴えますよ?

(台詞数: 37)