秋月律子
わざわざこんな場所まで来て何するんです?私早く帰りたいんですが。
百瀬莉緒
合コンの後は反省会と決まってるのよ。感想戦とも言えるけどね。
秋月律子
感想戦って、将棋じゃないんですから。
百瀬莉緒
似たようなものよ。今日の失敗をつぶさに調べ、次の成功に繋げるんだから。
百瀬莉緒
そう…2度とモテないなんて事の無い一手をね。
秋月律子
こんな事しなくたって、今日の失敗理由ならすぐ分かりますけど。
秋月律子
ねえ?FーLAGSの秋月涼くん。さっきから黙ってうつむいてるけどどうしたのかな〜?
百瀬莉緒
り、律子さん。ここに来るまで散々お説教してたでしょ、もういいじゃない。
秋月律子
いい?私はプロデューサー兼任だし、莉緒さんならネタでごまかせるわよ。
百瀬莉緒
ちょっと!?
秋月律子
けどあんたは違う。万一ばれてごらんなさい、大問題よ!やっと男性アイドルになれたってのに…
百瀬莉緒
ねえ律子さん、ネタってどういう意味よ。ねえ?
秋月律子
ほんとにもう。大体何であんたがいたのよ、莉緒さんの知り合い達って聞いてたけど?
百瀬莉緒
そう言えばそうね。友達に頼んで信用出来るのを集めたつもりだったんだけど。
百瀬莉緒
え?合コンに765の人間が来るらしいってのをたまたま聞いて。
秋月律子
必死で主催者を調べあげて、コネ使って強引に頼み込んだ…?
秋月律子
莉緒さん?外部に漏れる事は絶対に無いから安心しろって話は何だったんです?
百瀬莉緒
へ、変ね?あいつら口の堅さだけは間違い無いはずなんだけど。
百瀬莉緒
ねえ、涼君は誰から聞いたの…え、天ヶ瀬冬馬?
秋月律子
何言ってるのよ、いなかったじゃない…あの見るからにオタクのバンダナ!?
百瀬莉緒
嘘でしょ、見た瞬間『うわ、とんでもないの来たw』て思ったあのダサ男が天ヶ瀬冬馬!?
秋月律子
よく見たらあんたも普段絶対しなそうなスタイルね。何それ、DJ気取り?
百瀬莉緒
私らも一応変装してきたけど。あなた達にはかなわないわね…
秋月律子
まったくもう。そこまでして本気でうちのアイドルを狙うだなんていい度胸ね。
百瀬莉緒
いいじゃない、イケメンアイドル2人から狙われたなんて光栄だわ…え?
百瀬莉緒
もしかしたら、参加する765のアイドルの中に…
秋月律子
千鶴さんがいるかもしれないと思ったから…?
秋月律子
もうセレブアイドルじゃなくて魔性アイドルって事で売り出そうかしら。一体何でここまで…
百瀬莉緒
今日の反省会の議題は決まりね、千鶴ちゃんと私達の違いを考えましょう…
黒井社長
それと、スキャンダル対策も必要ではないのか?
秋月律子
く、黒井社長!?な、何でここに…まさか、今日の合コン知ってて?
黒井社長
偶然だ。私と合う前のようなダサい服装で冬馬がどこに行くのか気になって後を追ってみれば。
黒井社長
とんでもない物を見てしまったよ、まさかアイドル同士で合コンとはな。
黒井社長
クックック。この事をファンが知ったらどうなるか…大変な事だな、これは?
百瀬莉緒
ごめんなさい律子さん、私が誘ったばっかりに…
秋月律子
仕方が無いですよ。話に乗った私も悪かったんです…
黒井社長
おいおい、何をしょぼくれている。誰がばらすと言った?
百瀬莉緒
え、黙っててもらえるの?
黒井社長
もちろんだとも。もっとも、それ相応の見返りはいただくつもりだがな。
百瀬莉緒
見返り?まさか…
黒井社長
その通り。お前達のような三流アイドルに払える見返りと言えば、それしかないだろう?
秋月律子
だ、駄目です。アイドルに何かさせるくらいなら私が…
黒井社長
勘違いしてもらっては困る。目当てはお前達全員だ。そこにいる秋月涼も含めてな。
秋月律子
なっ、涼まで!?
黒井社長
当然だろう。彼も一応はアイドルなのだからな。なあに。少し言う事を聞いてもらうだけだとも。
黒井社長
そうだな。では秋月涼、まずこの棒を全員に配れ。
百瀬莉緒
何この棒。一体何させる気よ?
黒井社長
3人とも持ったな?始めるぞ。ククク、ではまず…
黒井社長
王者の命令だ。2番!3番の肩を揉め!
秋月律子
(王様ゲーム!?)
(台詞数: 50)